Page9–「発表会!大成功!」

『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2025.01.01

1月1日(水)「発表会!大成功!」

皆様、新年あけまして
おめでとうございます!

新しい年がやって参りました。
劇団ふぁんハウスにとっては、
27回目のお正月です。

勢いを衰えさせることなく、
よくぞここまで
続けてこられたものです。

それもひとえに皆様の応援と
ご協力があればこそ!
感謝申し上げます。

さて新年第一弾の団長の独り言は、
先日12月28日(土)に開催しました
「ワークショップ発表会」
の様子をお伝えします。

朝6時30分、劇団倉庫に集合。
ん?まだ暗いぞ!
真冬の公演の時も、
6時30分集合ってのはあったけれど、
こんな暗かった事はないよなぁ~

あっ!そうかぁ!
12月は日が昇るのが
1年でもっとも遅い時期なんだ!

それにしても、たった1か月違いで、
こんなにも違うのかぁ・・・と
思いながら倉庫内にライト吊るし、
テキパキとトラックへ積み込みするが、
ただ積み込む道具類は
圧倒的に少ないので、
意外と早くに積み込みを終了し、
いざ!おしゃれな街、青山へ。

土曜日の朝というのは、
仕事の車に加えて
遊びの車もプラスされるので、
都心に向かう車は
大渋滞するものなのだが、

27日に仕事納めをした
会社が多かったのが
影響しているのだろう、
拍子抜けするほどガラガラで、
予測した時間よりも
1時間近く早く着いた。

まぁ~ギリギリに到着するとか、
ましてや遅刻する事に比べたら、
余裕があるってのはいい事なので、
このゆとり時間を有効に使うべく、
路上に駐車した車内で
舞台監督さんと最終確認を行う。

そうこうしていると、
会場となるスタジオへの搬入の
時間となったので、
会場に移動すると、笑顔いっぱいの
参加者の皆さんと合流。

「よろしくお願いしまーす!」

と挨拶を交わし、テキパキとトラックの
積荷をみんなでスタジオに運び込む。

何せこの日に
仕込みから場当たり、ゲネプロ、本番を行うので、
まさに時間との闘い。

会場となるスタジオは、
通常、おしゃれな洋服等や絵画の展示等を
行うのに適したスタジオなので、
当然ながら楽屋とか袖とかはなく、
劇団倉庫に保管していた
「ふたりのゆめ」の舞台セットを利用して、
舞台監督の高橋さんが中心となり
ステージと楽屋を仕切る壁を造り、

「ふたりのゆめ」で使用したカウンターも
いい感じで利用し、そこに中村朋子さんが
製作してくれた「大宇宙」の
オブジェを装飾したら、
結構贅沢な宇宙空間が現れ、
素敵なステージへと変身。

そこに音響の野中君が、
いい感じでスピーカーを設置して、
いい感じで音を出してくれると、
コンクリートの打ちっぱなしのスタジオが、
瞬く間に立派な小劇場となる。

休む間もなく、高橋さんの仕切りの下、
衣裳に身を包んだ「役者」達とともに、
「場当たり」を開始。

目の見えない役者が数名いたので、
「場当たり」には
時間を割く予定だったのが
劇団ふぁんハウスの
真骨頂とでもいいましょうか、
見えるメンバーと見えないメンバーが
演じる中で「出ハケ」を行うという練習は、
稽古場で徹底して行ったのと、
あとは参加者の抜群の勘の良さで、
とてもスムーズに事が運び、
ばっちり「ゲネプロ」(リハーサル)を
行う事が出来た。

ゲネを終えると、
出演者もスタッフも控室にて
雑談をしていると、
すでにお客様が続々とお越しになる。

まだ開場時間まで10分程あったけれど、
寒い中外でお待ちいただくのも
申し訳ないのでご入場いただくと、
控室には一気に緊張感が走る。

「発表会」とは言えども、
やっぱり緊張するよね。

それでも、
その緊張をも楽しんでいる皆さんに、
ついほっこり。

そうこうしているうちに
あっという間に、客席は満席に。

15時ちょっと過ぎ、
前説のゆみさんの挨拶のあと、
アマティーとかぶちゃんの
安定感ばっちりのオープニング演奏で、
お客様の心を掴むと物語は始まる。

参加者の皆さんの笑顔が
とってもいい!

稽古場の時と違って、
緊張しているようにも
見えるけれどみんな一生懸命!

客席の一番後ろから、
私はビデオ撮影をしつつ、
チラチラとお客様の反応を見ていると、
楽しんで御覧になっているようで、
ホッとする。

芝居が進み、
場面の大転換も上手く行き、
宇宙への衣裳の早替えもバッチリ決まり、
特に大きなミスもなく、
学んだ事を懸命に演じる
みんなの姿を観ていると、
よくぞここまで立派になったものだ・・と、
つい親心でみなの芝居を観てしまうが、
演出でもある私が、
そんな感情を抱いてはいかん!
厳しい目でみなの芝居を最後まで見守り、
そしていよいよエンディングへ。

出演者全員が腕を組んで横一列で並び、
思い思いの衣裳着て、
「見上げてごらん夜の星を」
を歌っている姿を観ていると、
もうダメ・・・涙が出てしまう。

上手い芝居とか、
どうとか、そんなもんは関係ない。

見える人も見えない人も、
心をひとつにして一生懸命やりきり、
最高の笑顔で歌う姿は、
理屈抜きに感動する。

キラキラ輝くみんなと、
それを支える劇団メンバーの協力の下、
初挑戦のワークショップ発表会は、
大成功の中、
終える事が出来たのでした。

さぁー今月の11日からは、
いよいよ本公演「夏の夜空へ」
の稽古の開始だ。

皆様、本年も劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

[すずきのコラム]

稽古場で見つけたモノ、メンバーの情報、劇団の話を、
鈴木千秋のオリジナル解説でお届けします!

「2025年が始まる」

クリスマスイブの夜、
仕事を終えて車を走らせると、
走り出してすぐに車の警告メッセージが点灯。

どうやらタイヤに異常があるらしい。
すぐに安全な場所に車を停車させ、
メッセージにでてきている、車のディーラーさんの
エマージェンシーサービスに連絡をしてみる。

そのメッセージだけでは、
パンクかどうか判断できないため、
近くのガソリンスタンドで見てもらうことを勧められた。
夜遅い時間とうこともあり、
有人のガソリンスタンドを調べていただき早速向かう。

警告メッセージでは、
左後ろのタイヤに異常があるらしい。
ガソリンスタンドで空気圧を調べてもうらうと、
やはりそのタイヤだけ空気圧が少し減っているとのこと。
整備を担当している方がいない時間帯だったため、
とりあえず空気を入れてもらい、慎重に運転して帰宅。

ワークショップの発表会がある28日までは、
予定が詰まっていて修理に出せないため、
その間、母の車を借りることに。
母の車は小回りがきいて、なかなか乗りやすいなぁなんて思った。

12月28日の発表会は、
私もがっつり出演していたので、
準備など色々あったが、好評のうちに無事に閉幕!

発表会の翌日、
まずは車のタイヤの修理へ。
やはりパンクしていたようで、
修理が出来て、これで一安心。
翌日は今年最後の仕事をし、
31日は私の車と、
お借りしていた母の車を洗車。
ピカピカにして、新年を迎える準備は万端!

2024年、色々なことがあった年でした。
振り返ると、新しいチャレンジもあったなか、
失敗も色々あったなあと思います。
多少の失敗はしても、
今後もチャレンジしていきたいと思います。
皆様、2024年はありがとうございました。
2025年も、皆様にとって良い年になりますよう、
願っております。
今年も劇団ふぁんハウスを
どうぞよろしくお願いいたします。

劇団ふぁんハウス 平野恒雄


共有: