Page4–「喉を労わりつつの立ち稽古」

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団長の独り言 2026.05.17

5月17日
「喉を労わりつつの立ち稽古」

苦労して、苦労してようやく完成した
「想い出の香里ヶ丘に夢が咲く」
の脚本だが、
いざ読み合わせをしてみたら、
長いこと長いこと・・・。

そこで度重なるカット作業を経て、
なんとか形になったぁ~と
ホッと気が抜けた5月6日の朝、
起きたら声がすごく出し辛い。

特に思い当たることはないのだが、
その日の夕方には会話をするのが
かなり大変な状態にまでなり、
ほぼ完全に声が出なくなってしまう。

なんだろうか?風邪か?
しかし熱はなく、
いわゆる風邪の症状もない。
食欲もある・・・。
ただ声を出すのがかなりしんどいので、
おのずと体力も落ちてきたので、
ドラッグストアで、ありとあらゆる
喉に効く薬を数種類買い込む。

定番のトローチ、
扁桃腺やのどの痛み、掠れ等に
効くという飲み薬、
喉に直接服掛けるスプレー式のもの、
あとのど飴にはちみつに、
濡れマスク?にと、
あれやこれや・・・
とにかく
「喉のケア」で思い当たるもの
全てを寝る前に試した。

しかし、その翌日(7日)は、
更に症状がひどくなり、
こりゃ~参った・・ってところ。

幸いにして、劇団の稽古まで
まだ3日ほどあるし、
普段の生活では、
無理にしゃべり続ける必要のない
環境だったので、
極力会話等も控え、
相変わらず、
ありとあらゆる薬などで喉ケアをするが、

その翌日・5月8日(金)になっても、
う~ん・・・
すこーしだけ声が出るように
なった気はするが、それでも
思うようにしゃべることが出来ず、
稽古が翌日に控えていることもあり、
ネットで調べまくって
「喉に強い」と言われる
耳鼻咽喉科の医院を受診。

完全予約制なので、
初診であるにも関わらず
予約時間通り診察していただく。

診察室に通され、
まずは先生に挨拶をして、
症状を一通り説明すると、
先生が
「では、ちょっと診てみましょう」
というので、
私はマスクを外し、大きく口を開けると

「あっ、あのマスクをしたままで、
鼻だけ出して貰えますか?」

と先生。

私のイメージする
耳鼻咽喉科ってのは、
大きく口を開け、
ヘラみたいものでベロを抑え、
頭に付けた丸くて中心部に
小さな穴の開いた鏡のように
輝く反射板を片目にあてがい、
医療用のライトで喉の奥を照らし、
中心部に開いている小さな覗き穴から、
口の中を診察するものだと思っていたが、

先端医療では、鼻からカメラを挿入し、
喉の内部を診察するという方法になってる。

これはすごい!
鼻からカメラを入れられるのは
やや抵抗あったけれど、
胃カメラを喉から入れられるよりも
全然楽で、わりと平常心で
患部を診てもらう事が出来た。

結果は、喉に炎症が起きていて、
ポリープ等はない。
処方された薬を何種類か飲むことと、
極力喋らないでいれば、
1週間程度で治るとのことだが・・・
喋らない事というのは
いくらなんでも無理ってもの。

なにせ
翌日の土曜日、翌々日の曜日には、
稽古があるんだから。
稽古以外の時だって、
喋らないわけにはいかないし。

それでも、
お喋りをかなりセーブしつつ、
2日間の稽古では、声を振り絞りながら
聞きづらい声で喋り続けた。

先週の土日はそういうわけで、
実は、ほとんど声が出ない中での
稽古となり、出演者には
ご迷惑をおかけしたが、

それからさらに1週間経った昨日、
稽古場に行けば、

「団長、
随分声出るようになりましたね」

と言われた。

自分の中では
まだまだ本調子ではなく、
かなり掠れ声ではあるが、
声そのものは出るようになり、
昨日、今日の稽古では、
早速立ち稽古を行った。

まずは、物語のメインとなる
団地の集会所のシーン。

長テーブルを2台並べ、
そのテーブルの前に登場人物達が座る
というイメージで、各自指定した
場所に座ってもらうと、

あれ~?なんだか違うなぁ。

窮屈そうだし、動きも限定される。
ダメだこりゃ!と思い、
長テーブル案はすぐさま却下して、
正方形のテーブルを何台か並べて島を作り、
3人一組で登場人物達が座り、
そこから台本片手ではあるが動き始めると、
各自のキャラクターがはっきり出てきて、
いい感じゃないですか!

今週より参加してくださる
中村さん(中村光法)も、
最初はみなのテンポの良さに驚いていたが、
中村さんにも「ゆったり、たっぷり」ではなく、
「テンポよく!」というダメを出すと、
中村さん演じる「元教員・山下」
らしくなってきた。

なんといっても、劇中で「山下」が
みんから冷やかされたあと、
目をキョロキョロさせる
リアクションが、
「山下」って感じで面白かった。

皆に対しても、
「そうじゃなくて、こういう感じで」
「こうしてああして、こうして!」等、
細かくダメを出したくなり、

動きのみ確認する「荒立ち」稽古の
域を超えた、いわゆる普通の立ち稽古に
なってしまったが、それも毎度の事。

稽古終了後、初参加で音楽チームで、
シンセサイザー担当の
サトケンさん(佐藤健治)が、

「座って読むのと違って、
実際動きがつくと、
皆さんすっごく活き活きしてましたねぇ。
こうやって
芝居が作られていくんですねぇ。」

と感心していたが、
サトケンさんのシンセサイザーも
皆さんを感動させる、
すごい演奏なんですよぉ!

音楽チームに加わったサトケンさにも、
更なるご期待を!


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