Page6–「なかなか苦戦中~」

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団長の独り言 2026.05.31

5月31日
「なかなか苦戦中~」

立ち稽古に入り、何度目だろうか?
うーん・・・・
なかなかうまくいかない。
いつもの事と言ってしまえば
それまでなんだけど、
私が描いたイメージどおりには、
物語が進まない。

ほとんどの役者の皆さんが
まだセリフを入れていないため、
(覚えていない)
ずっと台本とにらめっこで
動きだの芝居だのが
二の次になっているのが
一番の原因。

台本を持ちながらでも、
テンポを崩さず芝居が流れれば、
物語も見えてくるってものだけど、
台本を持っているにも関わらず、
自分のセリフになっても気づかず、
ボーッしてしまうのが変な間となり、
その変な間が伝染して
また変な間が出来て、
意味不明な作品となっている。

こんな状態なので、当然ながら
「方言指導」なんて行う事も
出来ないまま。

今回の作品は、
「大阪府枚方市」の物語なので、
基本的にほぼ全てのキャストは
「大阪弁」でやってもらうという
ミッションがあり、
極力「本物っぽい大阪弁」で
いきたいところなんだけど、

関西出身の役者は私だけで、
しかも私が演じる役は
「東京の人」なものだから、
正しい大阪弁を喋る人がいない。

ただ、それでもセリフが
「そやねん」「来はるの?」
「やってへんねん」等、
誰がしゃべっても大阪弁っぽく
聞こえるように描いているので、
なんとなく関西のお話なんだな・・・
というのは伝わるし、

なかには自然な形で
大阪弁らしくしゃべる役者も
ボチボチ表れているので、
そこはなんとか
なりそうだと思ってはいるが、
とにかくテンポが悪すぎる。

家で全く台本を開いていないまま、
稽古場に来てんじゃないの?
ってくらいたどたどしい人もいる。

ひとりでもそういう役者がいれば、
リズムが崩れ、リズムが崩れが
ますます悪い方向へと導いていく。
要するに、みんなの歯車が
全然噛み合っていないってこと。

全体的にテンポの悪い状態なうえに、
個々の役者の特性を生かした、
いわゆる「あて描き」をしたシーンでも、
どれもこれも滑りまくっていて、
観ていて益々意味が分からなくなる。

よほど「このシーンはいらない」
「そのシーンもいらない」と
カットしたくなったけれど、

長くなった脚本で、
泣く泣くカットしたシーンの中には、
「見せ場」的な場面もそこそこあったので、
出来る事ならば、
これ以上はカットしたくないし、
「あて描き」の役なので、
ちゃんと演じれば、
絶対に面白くなるはずだとは思う。

それにしてもだ・・・・
全般的にあまりにも
私のイメージ通りの芝居が
表れないものだから、

「もしかしたら
脚本が面白くないのかも・・・」

といったことが脳裏をよぎる。

脚本が面白くないから、
役者が乗らず、でこぼこした芝居に
なってしまっているようにも思えてしまう。

「脚本が面白くないかも
しれないって思い始めてね・・・」

というようなことを、
稽古終了後、
一部のメンバー達に話をしたら、

「脚本を最初に読んだ時は感動したし、
すごくいい作品だと思ったので、
脚本が良くないという事はないです」

と、慰めのようなことは
言ってくれるが、
いはやは・・・まいったなぁ。

このような状態での稽古で、
さらに追い打ちをかけるが如く、
私の声が、
まだ本調子でないので、
いつものダメ出しの時のように、
「こんな感じで」と実際に私が演じて
見本?的な芝居を観てもらうという事も
思い通りに出来ず、

「面白おかしく、稽古を進め、
納得してもらっていく」

という本来のスタイルに
持ち込めないのが、また歯がゆい。

それにしても、喉の調子が悪いのが、
今回は随分と長引いている。

先日、2度目となる
耳鼻咽喉科での診察の際、
例によって例の如く、
鼻からカメラを入れて
喉の炎症具合等を診てもらうと、
あきらかに良くなってきているのが、
モニター越しに見る私にも分かるし、
先生も
「良くなってきてます」
とおっしゃり、
処方して下さる薬から
抗生物質はなくなったので、
もうしばらく喉を労われば、
「大声」も思う存分出せるようには
なるはずなんだけどねぇ・・・。

ほんと声が出しずらいっては、
こんなにもストレスなのか!
と改めて実感する。

そんな話はさておいて、
「この作品でいく!」って決めて
動き出しているのだし、
なんとしてでも形にせねば!

今回の
「想い出の香里ヶ丘に夢が咲く」は、
タイトルのとおり、
想い出のたくさん詰まった、
私の故郷のお話。

この作品は私の少年期の
回想シーン等はなくて、
その昔、夢のニュータウンと呼ばれた
公団住宅に長年住み続けた人々の
「今」を描いている作品なだけに、
リアルさを追求したものにしたいし、
それでいてふぁんハウスらしく
「暖かい心」になれる
作品にいたしますので、
ご期待くださいね。


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