「ふぁんハウスの夢が咲く!」 ますだゆみ
劇団ふぁんハウス第49回公演
「想い出の香里ヶ丘に夢が咲く」
初演が8月8日(土)に
無事幕を下ろしました。
「チラシ、広報を見てきました」
「昔、香里ヶ丘に住んでいたので
地名がなつかしくて見に来ました」
等、アンケートには、様々なきっかけで
ご来場くださった初めてのお客様も多く
そんな「初ふぁんハウス」のお客様からも
ご好評を頂き、ほっと胸をなでおろしています。
その公演から、約2週間過ぎました。
時間が経った今も
当日の熱気と興奮が身体のどこかに残り
でも、なぜかいつもにも増して
力が抜けたような感覚にもなっています。
それだけ、この公演にかけていた時間が
濃かったのだなと実感しています。
新作公演というのは、
それぞれの役作りはもちろんの事
セットや小道具、衣装、音楽
何もかもが手探り状態、
ゼロからの出発です。
ひとつひとつ台本に沿い
演出家の意図に沿い
お互いの意見を交換しながら
最初は「文字」から始まった物語が
徐々に形を成し、立体化していく様は
苦しくもありますが
ワクワクとドキドキの入り混じる
楽しい時間でもあります。
その過程の中で、いつも私の中に
イメージされるのが
「飛び出す絵本」です。
子供のころ、ページをめくると
お城や、動物園や、公園等が
パッと飛び出してきて
一気に物語の世界が広がっていく様が
楽しくて、大好きでした。
芝居の稽古でも、急に全体が見えた!
立体化した!と思える瞬間があります。
そこに至ればこっちのもの?(笑)
ですが、そこまでの道のりは
遠く、苦しく険しい道なのです。
その道が険しければ、険しいほど
ゴールが見えた瞬間の喜びは大きくなります。
だがしかし、
本当のゴールはまだまだ先にあります。
本番を終えてからも、いや、終えたからこそ
見えてくる新しい課題。
ゴールと思えたのは、ほんの通過点です。
今回は「団地の集会所」がメイン舞台となり
食事シーンや、話し合うシーンが多くありました。
実生活ならその状況は「座った状態」が普通ですが
舞台ではそうはいきません。
それぞれの役者がいかに自然に「動くか」
「必然性」を考えながら演技を作っていきます。
勿論、集会所が舞台でなくても
板の上に立ち、演技をする場合
「どんな動きにも必然性」があります。
逆に「必要のない動きは無い」とも言えます。
一挙手一投足、その役になりきって動く
「役として生きる」ことは本当に難しいです。
それとともに「やり甲斐」もあります。
いかに「役とひとつになれるか」
これは永遠の課題ですね。
何度も稽古を重ね、
ようやくお客様に観て頂く事ができ
その中で気づけた事も沢山あります。
もっと、もっと上を目指したい!
と、毎回思います。
そう思える事はとてもありがたく
幸せな事だと思います。
物語のラスト、舞台いっぱいに咲いた花火。
その迫力と美しさに負けないよう
これからも沢山「ふぁんハウスの夢」を
咲かせていきたいと思います。
来年の1月には更に大きな「夢の花」を
観にいらしてください!


