Page4–「山形に行ってきました・その2」

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「山形に行ってきました・その2」

山形駅で、
あゆみちゃんと喜びの再会を果たし、
目的地となる山寺に向かうために
在来線の仙山線のホームへ移動すると、
我々が乘るべく電車は到着していて、
乗客もいるのに、
何故か?ドアが開いていない。

これはどうやって乗るんだ?
と思っていると、
あゆみちゃんが慣れた手つきで
ドアの横にあるスイッチを押す。
すると!扉が開いた!

出発までの間、
扉が開いたままだと寒いので、
このような工夫がなされているとの事。

スイッチを押して扉が開いた瞬間、
思わず「お~」なんて、
つい歓声を上げてしまうと、
乗客の方が
「はぁ?」みたいな顔をしたので、
ちょっと恥ずかしくなり、
その車両から退散し、
一番前の車両まで行って
4人は腰を下ろし、いざ山寺へ。

約15分程度で山寺駅に到着。
駅を出れば、
目の前に山がそびえ立っている。

その山の麓に、
大正5年に営業を開始したという
唐破風造りの玄関がとても立派な
「山寺ホテル」があった。

このホテルは平成19年まで
営業をしていたとかで、
現在は博物館として
施設内を見学する事が出来る
「やまがたレトロ館」となっている。

そんな歴史ある
ホテルへ吸い込まれるように
館内に足を踏み入れると、
そこはまさしく、ザ・大正レトロ。

受付を済ませ、時代を感じる
趣きのあるお部屋を見学していると、
気分はすっかり文豪作家。

我々以外に見学者はいなかったので、
貸し切り状態で小一時間ほどかけて
ゆっくりと見学したあとは、
次なる目的地である料理屋「対面石」に
移動しての昼食タイム。

予約をしていたので、
店の奧にある座敷席に通されたのだが、
窓際とあって、店の前を流れる「立谷川」や、
そびえ立つ「山寺」がよ―く見えて、
とてもいいお部屋。

そんな最高の景色を堪能しながら、
お蕎麦やら天ぷらやら・・あれもこれもと、
美味しい山形の味を沢山堪能し、いざ山寺へ。

雨が結構降っている中、
まず何十段かの急な石の階段を
ふーふー言いながら登り、
山寺への出発地点となる
「立石寺」の本堂に到着。

堂々とした
立派な本堂でお参りを済ませ、
さぁ~目指すは奥の院!

ただ、その奥の院まで行くには
1015段の石段を登らねば
ならないらしく、
傘片手に登るには大変そう・・・。

千秋ちゃんは、数十段の石段を登って
本堂に到着した時点でかなりバテたようで、
「ここまでで、いいんじゃないですか?」
というじゃないの。

その言葉を受けたあゆみちゃんは、
驚いた表情を浮かべながら、
「ここからが山寺なんですけど」
と言う。

実は私も最初の石段を登っただけで
そこそこ疲れたけれど、
「せっかく山寺に来たんだから、
奥の院を目指さねばどーする!」
と「歩」を進めようとすると、
「あっ!でも結構キツイですから
無理しないでくださいね」と、
あゆみちゃんに労わられてしまう。

しかし!
「無理しないで・・・」と言われれば、
剥きになってしまうのが平野恒雄62歳!

「行くでぇ!」
との号令と共にみなで頂上へを目指すが、
いやはや・・・こりゃ~確かにキツイわ。

休憩しつつ、休憩しつつ、休憩しつつ・・・
ハァ~ハァ~言いながら石段を踏みしめて、
マイナスイオンをいっぱい浴びながら、
あちこちに点在する史跡を眺め、
約1時間くらいかけて、ついに奥の院に到着!

登り始めた時は寒かったのに、
頂上では上着を脱いでシャツ姿。
煩悩を払いながら登り切ったので、
奥の院でのお参りも格別。

その後、あゆみちゃんお勧めの
絶景ポイントとなる
「開山堂」「納経堂」を経て「五大堂」へ。

この「五大堂」は
道場として建てられたお堂との事。
崖の先端付近に建立されているので、
板張りの展望テラス?からは
山形が一望出来て、その眺めは超最高・・・
なんだそうだが、
雨が降っていたため我々は雲海の上。
それでも紅葉し始めた楓が、
雲海の中に浮かび、とても幻想的。

いつまでも眺めていたかったけれど、
日帰りの旅なので、のんびりもしていられず、
4人で「しりとり」をしながら下山する。

下山後、山形行きの電車の発車時刻まで
50分ほどあったので、
70代のご夫婦が経営している食堂に入り、
こんにゃく団子とお蕎麦を注文すると、
自家製の渋柿の甘露漬けや、
天ぷらの盛り合わせを
サービスで出していただき、
食事をしながら
お店のご夫婦との会話も弾む。

短い時間ではあったけれど、
ご夫婦の楽しいお話と人情に触れて、
また来たいなぁ~と思えた
素敵なお店だった。

その店から徒歩5分ほどで山寺駅到着。
しばし、ストーブの炊かれた
温かい待合室で雑談をしていると、
間もなくして電車がやってきたので、
その電車で山形駅へと戻り改札を出ると、
山寺とは打って変わって、
超近代的な高層のビルがそびえ立つ。

展望室があるとの事で、
あゆみちゃんに案内してもらうと、
山形市内が一望出来る最高の眺め!
「すご~い!これが山形市内かぁ~」と
思って眺めていると、
「あれが市民会館で・・」
「あれが何々で・・・」と
あゆみちゃんが色々と説明をしてくれて、
さらに「誰でもピアノ」が置いてあったので、
「弾いてみてよ~」となんとかお願いをして、
彼女にピアノの演奏までしていただいた。
(彼女はピアノも弾けるのです。)

落ち着いたロビーに
響き渡る素敵なピアノの音色と、
山と街がコラボする雄大な景色がマッチして、
我々は
なんともいえない優雅な気分になった。

そして駅ビル内にあるスイーツのお店に移動し、
コーヒーを飲みながら、
(女子達はなんか食べていた・・)
その店に約2時間滞在。

そこでは、あゆみちゃんが抱く
劇団ふぁんハウスへの熱い想いや、
芝居に対して真剣さ故に、
思い悩む彼女の気持ち等を、
じっくり聴かせてもらう事が出来た。

稽古場では、ここまでじっくりと、
彼女の話を機会もなかったので、
とても有意義な話し合いが出来た。

その話し合いを終えて店を出て、
山形のお土産を購入しようという事で、
駅ビルのお土産売り場へ。

するとお土産売り場の一番手前に
何故か?宮城名産の
「ずんだ餅」売り場があったので、
つい・・ずんだ餅を購入。

以前、
メンバーの萱場まり恵さんが
劇団に持って来てくれたのが
美味しかったもので・・・
買ってしまったのだ。

しかしここは山形なので、
「やっぱり山形土産でしょう!」
と思い直し、
ラフランスのお菓子も購入して、
あゆみちゃんからは
シベールのラスクをいただく。

そうこうしているうちに、
新幹線が出発する時間。

あゆみちゃんの
最高の笑顔に見送られながら
新幹線に乗り込み、素敵な山形を後に、
東京へと向かったのでした。

あゆみちゃん、
大変お世話になりました。
本当に充実した楽しい1日を
過ごす事が出来ました。
これからも、よろしくね。


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