Page18–「『夏の夜空へ』成功までの軌跡5」
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団長の独り言 2026.01.24-5
「夏の夜空へ」成功までの軌跡5
1月24日(土)
公演中日、今日は昼夜の2回公演。
体調は・・・・正直、絶好調とは言えない。
22日の仕込みの日、
早朝からの積み込みから始まり、
21時30分の
退館時間までかなり動き回り、
その疲れがいまだに取れず、
なんともすっきりしない。
去年までならば、
全然へっちゃらだったのに、
無理のきかない年齢に
なってきたのを実感するが、
私はパワフルでなきゃ!
コンビニでユンケルの1番高いやつを買って、
グッ!と一気飲み。
気持ちの問題だけど、なんとなく今日1日も
頑張れそうな気になってきた。
全体集合は10時なのだが、
駐車場が満車になるのを避けるため、
早めに家を出ると、
8時30分には劇場前に到着。
さすがに早いので、
麻布十番商店街にある
コーヒーショップに美鶴さんと入る。
店内はコンクリート打ち出しに
白のペンキを無操作に塗りたくっていて、
テーブルも椅子も全て白!
なんだか我々のような
田舎者の60代には似合わない店。
しかも、メニューに掲げられた値段も
ちょっとお高め。
モーニングサービスなんて
気の利いたものはない。
でも麻布十番で、
この時間に営業しているコーヒー店は
ここしかなさそうだし、
まぁ~いいか・・・と
サンドイッチとコーヒーを
いただく事にしたが、
出て来たサンドイッチのおいしい事!
さすが麻布十番!
おかげ様で気持ちもリフレッシュ出来て、
心豊かな気分で、
9時45分劇場に到着すると、
すでに全メンバーが揃っていて、
楽屋でなんだか皆さん楽しそう。
メンバーのお客様達からの
評価がかなり良かったようで、
ややはしゃぎ気味。
午前10時30分、
客席に全員が集まり、
昨日の初日での問題点、確認したい点等、
役者、スタッフから聞くが、
後半等の場面転換を確認したいという
意見があちらこちらから出るので、
早替えも含めた部分での
転換の抜き稽古を行う。
昨日の初日はお客様からの評価もいいし、
特段大きなミスもないし、
「余裕だぜ~確認したいところもないよ~。」
って思って、みんな思っているのかな?って
ちょっと考えたけど、上手くいっても、
「もっと!」「もっと!」という気持ちを
持ってくれているのはいいですねぇ~。
昨日よりもさらにいいものを!
という思いで約2時間、
転換稽古や、そのほかにも
位置の確認等かなり真剣に行う。
開演の5分前、舞台裏に全員集合。
「くれぐれも、
ふつかめ(二日目)芝居にならないように!」
とクギを指し、14時開演の芝居が始まる。
(二日目芝居とは・・・初日でうまくいったがために
油断してしまい、ミスをおこしてしまう現象のこと)
この回もいい感じ!
朝、楽屋ではしゃぐ女子の姿を見て、
ちょっと心配したけれど、
「二日目芝居」にもならず、
落ち着き、これまで散々稽古してきた
成果がこういうところに
表れているんだなぁ~って実感。
夜の部は、
お客様が少ないという情報だったけれど、
港区の住民の皆様が多くお越しくださり、
しかもアンケートには
とても素敵な感想を寄せていただき、
土曜日も
総じていい感じで終える事が出来た・・・
が!場内が寒いという
お客様からのご意見がちらほら・・・。
舞台上から観ていても、
途中からジャンバーを着込みながら
ご観劇されているお客様がいらしたのは、
申し訳なく思う。
1月25日(日)千秋楽
いよいよ楽日を迎える。
この3日間、雲一つない青空!
しかし、とにかく寒い!寒い!寒い!
冬だから寒いのはしょうがないけれど、
この3日間の寒さは尋常じゃない。
今日も10時に集合し、
10時30分より昨日の
昼夜2回公演での
確認したいところをみなに聞くと、
「はい!」「はい!」と手を挙げるメンバー達。
千秋楽なんだし、これまで3回の公演、
全てうまくいっているのだから、
もう本番前に確認したい事なんて
ないんじゃないの?ってなるけれど、
劇団ふぁんハウスの面々は
そうじゃないんですねぇ~。
上手くいっているからこそ!
さらに修正や確認しておきたい個所がある。
油断大敵!
その想いがみんなの緊張感へとつながる。
ただ、お客様からのご感想がとてもいいので、
緊張感を持ちながらも、
客席に集まる皆さんは、
なんだか嬉しそう。
それでもいざ抜き稽古が始まると、
表情は真剣そのもの!
約2時間の抜き稽古を行い、
しばしの休憩を摂り、
今回の公演の最後となる
みんなでの円陣を組み、
気合入れを経て、
まばゆいステージへと
皆が生き生きと出ていく。
千秋楽だからと言って
余計な芝居をするメンバーは一人もいない。
むしろ千秋楽だからこそ、
稽古でやってきた事をちゃんと行う。
それが一番!
お客様の反応、ため息、笑い声をうけ、
これまで以上の素晴らしい芝居が
繰り広げられて、
大入り満員のお客様の中、
大きな感動と大きな拍手と
お客様の笑顔の中、
「夏の夜空へ」は無事終える事が出来た。
公演を終えて、改めて
お客様からのアンケートを拝読すると、
本当にいい作品だったという事が
うかがえるのは、
作者冥利に尽きるというもの。
今度この作品を上演するのは、
また10年後かな?
また同じメンバーでやるから、
みんな元気で過ごしてちょうだいね。
次回は8月に新作
「思い出の、香里ヶ丘に夢が咲く」
を板橋にて上演いたします。
また皆様とお会いできる事を
楽しみにいたしております。
これからも、
劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。

