Page5–「そろそろ焦り始める」
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団長の独り言 2025.02.09
2月9日(日) 「そろそろ焦り始める」
2月に入り、日本列島は寒波到来。
東北、北海道はもちろんのこと、
北関東地方や近畿、山陰、東海地方と
全国各地で大雪による被害が
毎日のようにニュースで
伝えられているのに、
何故か南関東地方だけは雪が全く降らず、
寒いのは寒いけれど晴天の日々が続き、
申し訳ないような気持ちにもなる。
そんな東京でも、何年かに一度は
首都高やらが通行止めになるほどの
「大雪」に見舞われた事もあり、
仕事もプライベートも車を使う私は、
何度も何度も大変な経験をした。
まず雪が積もる事のない
大阪出身の私からしたら、
東京って「雪国なんだ!」って
思っていた。
しかしここ数年、
東京ではそれほどの「大雪」にも
見舞われなくなった。
これも温暖化の影響か?
たまたま気象状況が
そうなっているからなのか?
なんて事を考えながらも、
晴天の青空を眺めつつ、
「そういえば大雪で
稽古が中止になった事もあったなぁ〜」
って思い出し、
大雪で稽古が中止になった時に
稽古場付近の写真を探すべく、
フェイスブックの記事を
ずーっとさかのぼっていると、
2016年に行った
「第30回公演・すぽっとらいと」
の出演者のアメブロが出て来た。
「覚悟を頂いた舞台」
というタイトルだったので、
思わず「ん?」となり、
その方が描いた
ブログのリンクを開いてみると、
「ダメ出しの嵐・・・というより
大型台風!」という表現で、
稽古でのダメ出しの辛さ、
厳しさが綴られていて、
私が彼女に対して、
「演劇を舐めるな!」
とまで言ったらしい。
それでも彼女はダメ出しを乗り越え、
見事に役の人物を演じきり、
ブログの最後には
「言葉にならない感謝と感動、
そして覚悟を『劇団ふぁんハウス』との
出会いで頂いた」
「こんな私に
演技の覚悟とおもいやりをくださった
『劇団ふぁんハウス』に恩返しをする」
という文章で締めくくられていた。
今の劇団ふぁんハウスは、
彼女が体験したほどの「台風のダメ出し」は、
ないかもしれない。
約9年の月日の流れの中で、
私が丸くなったのか?
時代がそうさせたのか?
そこは分からない。
そういえば、
ここはブログに描かれていないが、
読んでいた思い出した。
本番1か月前のある日、
彼女も含めダメの通らない
2、3名の出演者と共に、
特訓をやろうって事になり、
平日の夜、特訓をする事になったのだが、
その特訓の際、私は特訓チームの
「芝居に取り組む姿勢」に対して、
かなり厳しくダメを出した。
彼女は私の指摘を受け、
悔しくて号泣に近い状態で涙を流す。
「もう辞めるか?」と言えば、
「やります!」と言って、
懸命に稽古をしていた。
その「負けん気」が彼女を劇的に変え、
本番では、
「宮の坂あゆ」という役を見事に演じ、
お客様のお見送りでロビーに出た際は、
見ず知らずのお客様から
握手を求められたり、
別の見知らぬお客様からは、
「凄い良かったです」
「(役の人物が)好きです!」
って声を掛けられたりという事が、
そのブログには描かれていた。
そうした劇団ふぁんハウスの
歴史を築いた
多くのメンバー達がいたからこそ、
今の劇団ふぁんハウスが
あるんだよなぁ〜と
しみじみ思いつつ、
昨日の土曜日は、
昨年12月に開催した
「ワークショップ発表会」
の反省会&打ち上げを行った。
本来ならば、終わった翌週あたりに
行うべきところなのだが、
翌週はお正月真っただ中だったし、
その後は、参加メンバーの
都合がなかなか合わず、
調整に調整を重ねた結果、
この日の稽古はお休みにして、
「反省会&打ち上げ」を行う事にした。
久々に会う「ワークショップチーム」。
役作りに悩みながらも真剣に芝居に取り組み、
その成果が十二分に発揮出来きて、
満足のいく発表会だったという事を、
どの参加者の皆さんも言っていて、
また反省会のあとの打ち上げでは、
発表会での裏話から苦労話等、
時間を忘れ、お酒もないのに
大いにみんなが盛り上がり、
楽しそうにしているみんなを観ていて、
感動してしまった。
だってワークショップ初日は、
お互いに口も利かず、休憩中も
シーンと静まり返っていたからねぇ。
この空気をどうやって「チームワーク」に
持っていくか?かなり苦労したもんなぁ。
それが今や、
大昔からの大親友達の集いのように
みなが笑顔でいてくれているんだからね。
「やってよかった!」
って心から思えた。
そうした「ワークショップチーム」から
刺激を受けた「夏の夜空へ」メンバー達、
本日は、2幕の始めから稽古を行う。
この2幕は、出演者全員が
登場するシーンが結構あるので、
「劇団ふぁんハウス名物」
の交通整理に一苦労。
いい加減、
箸の上げ下ろしレベルのダメを
こちらが出さずとも、さりげなく
共演者とのバランスを取りつつ
動いてくれてもいいのになぁ・・・
と思うが、根気よく丁寧に
動きを付けるしかないと、
肝心の芝居に目をやれば、
出るのはため息ばかりなり。
間違った解釈で
役作りをしてしまっている役者に対し、
何度も何度も同じダメを出すも、
「思い込みの呪縛」から
解放されないメンバーもいれば、
身癖の指摘を受けた役者も、
一時は良くなる兆しがあったのに、
他の役者へのダメ出しに気を取られて
暫く身癖のチェックはしていない間に
すっかり元に戻っているメンバーもいるし、
私のイメージとは程遠いメンバーもいる。
いやはや・・・こりゃ〜久々に
「特訓稽古」をせねばいけないかな?と
やや焦り始めた団長でありました。


