「「木馬館」で大衆演劇観劇デビュー!」 福岡美佳

来年2月公演「人生芸夢 〜夢のとおり道〜」
は、温泉街のとあるホテル専属劇場が舞台になっており、
大衆演劇のイメージを掴むため、浅草の木馬館で「劇団美松」の舞台を観てきました!

前半は歌舞伎をモチーフとした、殺陣満載の迫力たっぷりのお芝居、
後半はポピュラーミュージックや歌謡曲にあわせて役者さんが
縦横無尽に踊るダンスショーとなっており、全3時間半というボリューミーな舞台でした!
これだけの舞台をたったの1,800円で見せていることにすごく驚きました。

そしてもう一つ驚いたのが、舞台とお客さんの一体感の強さでした。
役者さんが見えを切ったり決めポーズを取ったりするとすぐさま大きな拍手が起き
(コロナ禍のため発声は規制されていましたが、普段は、
歌舞伎の「大向こう」に相当する「ハンチョウ」という、役者への掛け声が頻繁に掛かります。
今回、ハンチョウは場内アナウンスの方が入れていました)、
ダンスショーの合間にはお客さんが役者さんの着物の胸元に
クリップで一万円札を挟みに行くのを何度も見ました。

舞台に何度も通い詰めるお客さんも多いそうで、ファンの熱量にも圧倒されました。

こんなにファンから熱心に愛される大衆演劇の劇団を演じるんだなぁ…
ということにちょっと怖気付きましたが、
リアリティのあるお芝居ができるようがんばりたいと思いました。


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