Page38 –「25年という歳月」 (ますだゆみ)

『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2023.05.09

「25年という歳月」 (ますだゆみ)

こんにちは!
毎週「団長の独り言」をお楽しみ頂いてる皆様
今週も公演終了後の特別編として、
平野恒雄団長に代わり、
私、ますだゆみの独り言をお届けいたします。

今年のふぁんハウスは
「創立25周年」という事で、
特別な日々を過ごしております。

お客様に楽しんで頂ける舞台を作ろう!
という気持ちは元より変わりませんが、
もっと、もっと
劇団ふぁんハウスを知って頂きたいと
SNSでの情報発信にも力を入れています。

どちらかと言うと不得手な領域ですが、
今の時代SNS抜きでは語れないと実感する
日々です。

私は約3年前からの参加なので、
創立時の劇団は知りませんが、
25年前にふぁんハウスを立ち上げた頃は
チラシを直接手渡ししたり、郵送したり、
飲食店などのお店に置かせてもらったりと
アナログな活動で情報を発信しており、
画像やデータで情報を共有するなんて事は
想像出来なかったと思います。

そこで年表を紐解いてみたところ、
ふぁんハウスが誕生する前の年
「1997年ドコモがメールサービスを開始」
となっていました!

そこから約5年後に
写真付きメールが開始されたようです。

そう考えるとこの25年は生活様式が激変した
年月だったなぁと感じます。

私自身はこの25年間、
劇団ふぁんハウスとは
全く違う時間軸を生きて来ましたが、
それなりに人生の浮き沈みを経験しました。

若かりし頃想像していた未来が
まさかこんな事になるとは…という
「まさかの連続」で今に至ります。

お芝居の中で、自分の役である明美のセリフに
「紆余曲折を経て…」という場面がありますが
本当に色んな紆余曲折を潜り抜けて
今、こうして板の上に立っている自分が
とても不思議です。

人生は何が起こるかわかりません。
だからこそ、悔いのない嘘のない毎日を
送りたいなぁと感じていました。

そのような中、
出会った劇団ふぁんハウスは
観終わった後に、心に温かい物が残る劇団でした。

そしてお芝居に興味を持っている人なら
誰にでも扉を開けてくれている。
そんな場所に、いつしか自分も
すっかり馴染んでしまっています(笑)

改めて25周年を考えた時
これまでふぁんハウスのお芝居に関わって
下さった方がどれだけいらっしゃるだろう?
キャストだけでなく、スタッフの皆さんや
何より劇場にお越し頂いたお客様は
相当な数になると思います。

色々な方のお力、
ひとつひとつが積み重なり
「25周年 43回公演」まで繋がれて来た事は
本当に感慨深く、
ここまで劇団を引っ張って来られた
団長は素晴らしいと思います。

そして劇団ふぁんハウスは、
そんな激動の時代を駆け抜けてきたとしても
人の心を大切にした、温かいお芝居を今も
変わらず作り続けています。

次回の「人生芸夢?夢のとおり道?」も
夢と希望と勇気が沢山詰まったお話です!
今、信頼のおける仲間と共に
その舞台に立たせて頂き、
この瞬間に立ち会えている事に
感謝しています!

今年の夏はそんな私達の現在進行形、
お客様に楽しんで頂ける舞台をお届けしたい、
と走り続けている劇団ふぁんハウスの
今を是非観にいらして下さい!

7月15日・16日は
板橋文化会館小ホールで
お待ちしております!


共有: