「夏の夜空へ 麻布公演を終えて」 生島唯斗

2026年に入ってもう直ぐ一ヶ月になろうとしております。
そんな中で、先週、ついに無事「夏の夜空へ」の
麻布公演を終演することができました。
今回も前回に続き、酒屋のしんちゃんを務めさせていただきました。
彼と一昨年の年末から向き合ってきて、
ようやく彼のイメージ像が湧いてきたところで終演を迎えたので、
なんだか寂しいよう感じがします。
ということで、彼と歩んだ一年で
最も印象に残った出来事について書いてみたいと思います。

昨年春の初舞台に立つ前の稽古でのこと。
当時は私自身、まだ劇団に入りたてで
一緒に共演するキャストとのコンビネーションの取り方が全くわからず、
平日の夜に私とコンビを組むメンバーとで自主稽古をしていました。
具体的にはどのようにして誘導されていると感じないように椅子に座るか、
ドアがない状態でエアーでドアを開けたり閉めたりする稽古などを行っていました。
そんな時、団長がこのようなことをおっしゃっていたのです。

その役を終えた時、メイクを落としながら鏡の中のしんちゃんがありがとう。
と言ってくれるような役作りをしなさい。
それを聞いたその当時の私は、自分にはそれができていないなあと
痛感したのをよく覚えています。

そして、時を経て今回の麻布公演では、
前回と少し動きが変わったところもありましたが、
昨年に言われたことを意識しながら役作りをしたら、
少しずつ彼のキャライメージが膨らみ、
本番ではなんとか自分の理想とする
しんちゃんを作ることができました。
ただ、4回公演で今回慣れによるものなのか、
セリフをかなりとちってしまったよなと振り返りながら感じました。

さて、来月28日はライプショー!
今度はこれに向かって頑張ります。


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