「憧れのトム・クルーズ」 福岡美佳
パリ・オリンピックの閉会式にトム・クルーズが颯爽と登場したのは、
皆さんの記憶にまだ新しいことと思います。
競技場の屋根から飛び降り、その後オリンピック旗を掲げたバイクで走り去った姿、
まるで映画のワンシーンのようで痺れました!
トム・クルーズ、何歳になっても本当にカッコいいです。
ちなみに、7月に上演した「ふたりのゆめ 板橋公演」で私が演じた「照代」という役も、
トム・クルーズの熱狂的なファンだという設定でした。
照代が、パートで働いているスーパーの主任の田代に向かって
「主任がトム・クルーズみたいな顔してはったら…」と言うシーンがあったのですが、
このシーンの稽古時に団長から
「トムへの愛が足りない。心の底からトム・クルーズに恋して下さい」
というダメ出しを受けたことがありました。
役作りを兼ねて「トップガン」を観て、
トムが飛行機に乗っているアクションをスタント無しで演じていたことに
改めて驚かされました(トム以外の俳優のシーンはスタントマンが演じていたそうです)。
バイクに乗る姿もかっこよくて、
ヒロインのケリー・マクギリス演じるチャーリーが惚れるのも分かる!
と惚れ惚れしました。
そして、今年の6月に「ミッション・インポッシブル」の1-3作が
「金曜ロードショー」で放送されているのを見て、
トムの華麗なアクションと、何があっても絶対に死なない不死身さに、
「様式美」のようなものも感じました。
緊迫したアクションシーンを見て手に汗を握りつつも、
どんなに危険な目に遭ってもトムは不死身だという安心感がどこかにあったりもします。
それにしても、
62歳になっても現役のアクションスターとして輝いているのは本当にすごいです。
私も、オリンピックの閉会式のトム・クルーズを見て、
歳を重ねても輝けるようお芝居もビジュアルも内面も
磨いていきたいなぁと改めて思いました!