「振り袖」  須藤あゆみ

まだまだ夏の暑さが続きそうではありますが、
お洋服コーナーを覗いてみたりすると、もう秋物の服が沢山並んでいて、
向日葵と黄色が大好きな私は、夏が終わっちゃう…と悲しくなり、

せみファイナルと戦わなくて済むようになるけど、
苦手な冬が来ちゃうのはやだなあと常々感じています。
(余談にはなりますが、私が前回書いた「ひっくり返ったせみ」は、
世間では「せみファイナル」と言うそうです)

話は飛びますが、最近成人式の前撮りをしました。

この頃学校では、「振り袖の写真撮った?」
といったような話題で盛り上がっています。
私はというと、公演が終わって、
夏休み中にある学校の事もひと段落して余裕ができてから撮ろうと思っていたので、
当時は友達の写真を見て感想を聞いて楽しんでいました。

友人の写真を見て、まず言えることは、友達の写真がみんな美しいのです!

あまりの美しさに思わず「モデルやったら?」と口にしたことも…

写真を撮ったのは周囲より遅かったのですが、
選びに行ったのは高校3年生の冬だったので、割と早い方だったと思います。
いいデザインからどんどん無くなっちゃうよという噂を聞いて
早く決めちゃおうという感じでした。

振り袖の試着をしに行った時、私は真っ先に黄色い振り袖に飛びついたのですが、

「いつも黄色じゃん」とツッコミを入れられ、

確かに浴衣も黄色だったので^^;

全て黄色にしてしまうのは勿体無いし、
たまには違うのにしてみようかと思い黄色は断念しました。

その後黄緑の振り袖と桃色の振り袖で散々迷いましたが、
最終的に全体的なバランスを考えて桃色にしました。

話は今に戻り、撮影前に着付けをして頂いたのですが、これがかなり大変でした。

浴衣と着物と振り袖は何となく違うのかもしれないのですが、
「人生芸夢」も、「ふたりのゆめ」も衣装で着ている方々がいて、

これを1人で着付けしていて、
動きにくい服装で舞台の上を悠々と歩いている姿を思うと、
かっこいいなあと感じました。

そんなこんなで成人式はまだ先ですが、
また振り袖を着れる日が楽しみになりました。

冬も悪くないかもしれないとちょっとだけ思った今日この頃です。


共有: