Page7–「朗読劇から演劇公演へと変化した」
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団長の独り言 2024.12.15
12月15日(日)
「朗読劇から演劇公演へと変化した」
先週よりワークショップが
始まったのはお伝えしたけれど、
1回目は、
我々も参加者の皆さんも緊張していたし、
演劇未経験の方々ばかりの中、
初めて脚本を手にして初見での
読み合わせだったので、
正直「大丈夫かな?」ってのが、
脳裏をよぎった瞬間もあったにはあった。
その翌日の2回目は欠席者もいて、
なかなかリズムをつかむ事も出来ず、
それでもお客様をお迎えしての
「発表会」を行うという
最終目的があるのだから、
ちゃんとしたものに
仕上げなきゃいけないという
責任を噛みしめて稽古を行うと、
少しずつ少しずつ、
「おっ!」「ん?」ってのが見えてきた。
それから約1週間空いた昨日、
3回目のレッスンでは、
時間も限られている事だし
立稽古を行ってみたら、
皆さん、
1週間で結構練習してきたのだろう!
セリフを覚えてきている人もいて、
テンポもいい感じになっていた。
そうなると
立稽古もドンドンと進む。
そもそも発表会は
「朗読劇」にするつもりだったのだが、
この日の立稽古では、
想像以上の出来栄え。
更にドンドン動いて貰いたくなり、
「見える役者が見えない役者を
さりげなくエスコートをする」
という、
劇団ふぁんハウスが27年の活動の中で
培ってきた方法をも駆使して、
数名の点字台本ユーザーの参加者さんにも
動きを付けているうちに、
こりゃ~普通の芝居の稽古と
全く同じ稽古となる。
動きが付けば、
手に持っている台本は邪魔になり、
必然的に台本も手から離れていくので、
「朗読劇」ってのはどこへやら・・・
ってなところ。
それは膨大な量をしゃべらなきゃいけない
ナレーター役の立花さんにしてみてもそう。
最初、彼女は点字を指で追うのが
いっぱいっぱいで、
とってもたどたどしい
ナレーションだったのだが、
点字台本を受け取った翌日の稽古では
ナレーションの部分のみ、
自分で点訳した小型サイズの
「台本」を持参!
その「やる気」には感動すら覚えた。
そして昨日、
3回目となる昨日の稽古では、
あれだけ
たどたどしかったナレーションも、
指先で点字を追うスピードも
かなり速くなりながらも、
彼女の特徴である
「おっとり」したナレーションと、
劇中の人物を演じる皆さんとの
バランスが取れて、なんだかいい感じ!
そのいい感じなのは、
休憩中の稽古場でも現れていて、
これまで2回行った稽古場と
明らかに雰囲気が違う。
初日は、参加者の皆さん同士は
ほぼ誰とも話さず、
あちらこちらを向いていたのだが、
この日、参加者の方同士が
楽しそうにコミュニケーションを
取っているじゃないですか!
とってもいい事ですね。
だってねぇ~「発表会」とは言えども、
みなで1つの作品を創る仲間だからね。
参加者の方同士がコミュニケーションを
取れるようになれば、
そこから自然と、
チームワークってのも生まれるわけで、
芝居を創るのも、益々面白くなるってもの。
そんないい雰囲気の中、
昨日に引き続き、「立稽古」を行う。
4回目にして、
今日の稽古では参加するメンバー
全員が顔を揃えた!
折角全員が揃ったので、
昨日動きを付けた最初のシーンから
やってみたいところではあったけれど、
稽古回数は今日を入れてあと3回!
とりあえず最後まで行かなきゃ!
と思ったので、物語の後半部分からの
立稽古を行う。
物語の後半は、場面ががらりと変わり、
老舗旅館「希望の星」が、とんでもない
コンセプトで営業を行うという設定なんだけど、
その場面で着る、
とっても奇抜な衣裳が届いたので、
出演者の皆さんに試着をしてもらうと、
みんな楽しそうで大盛り上がり!
いくつになっても、
非日常的な衣裳を着るってのは、
ワクワクするみたい。
その奇抜な衣裳を着る場面から
立ち稽古を行えば、数年前、
劇団ふぁんハウスの作品に
出演してくれたウォルフィーこと佐野さんが、
なんと!セリフを全て入れて(覚えて)
来ているではないか!
彼が演じる「良蔵」という役は、
そこそこ出番もあり、セリフも結構ある。
「すごいね!」と彼に言うと、
「前回の稽古を休んだんで・・・」
とさらりと言うが、大したしもんだ。
そういえば、
「酒屋の伸ちゃん」役の生島君も、
稽古が2回目となった時点で、
自分の役のセリフを入れて来ていた!
こうした点字台本メンバーの「やる気」は、
他の参加者もかなり刺激を受け、
私の「やる気」も
ますますテンションがあがり、
気が付けば「朗読劇」って
言ったのはどこへやら・・・・。
次回は「昼夜稽古」となり、
その次の日の
「昼夜稽古」が最終稽古となる!
みんなのやる気が
「朗読劇」から「演劇公演」へと
変化させた「発表会」!
次の稽古でも、
さらにグレードアップした
「芝居」を見せてくれることでしょう!


