Page1–「始まったよぉ!」
『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2025.01.11
1月11日(土)「始まったよぉ!」
本日、劇団ふぁんハウスが、
本公演に向けて本格的に動き出した。
昨年の7月末の公演以来だから、
約半年ぶりかな?
この日、まずは午前中、
リハビリを行うため病院へ。
肩甲骨の動きはあと1歩ではあるが、
「肩(腕)が随分と上がる様に
なりましたね!」
とPTのI先生に言っていただき、
とても嬉しい気持ちになる。
術後、日常生活で出来なかった事が、
徐々に出来るようになり、
すごくゆっくりではあるけれど、
「良くなってきている」ので、
改めて、
リハビリの重要性を実感する。
そんな感じで調子がいいものだから、
つい「そろそろ右腕を使っての
ウエイト・トレーニングをしても
大丈夫ですかね?」と尋ねてみたら、
「そこはもうしばらく我慢しましょう」
との事。
そ、そうだよね。
徐々に良くなって来た今が大事。
これからも
定期的にキチンとリハビリを受けて、
焦らず、無理せず、
自主練習のリハビリにも
精を出したいと思う。
そのリハビリを終え家に戻り、
なんじゃかんじゃ用事をして、
いざ稽古場へ。
かなり早めに稽古場に着いたけれど、
(開始時間の1時間前)、
すでに数名のメンバーは来ている。
「おはようございます!」
と挨拶を交わすと、
誰も彼もウキウキしているって感じ。
やはりね、劇団と名の付く
団体で活動をするメンバー達なので、
ひっさしぶりに
「芝居の稽古が出来る」ってのは、
嬉しいものなのですよ。
次から次へと集まって来る
出演者達の中に、
前回のワークショップ参加者の、
水上あやみさん、生島唯斗君も笑顔で登場。
このお二人と、今日は欠席だけど
鬼丸禎子さんの3名のワークショップ参加
メンバーが、
本公演にも出演してくれる事となったのだ。
おっ!2公演ぶりに
劇団ふぁんハウスのステージに
立って下さる堀越大先輩の姿もある。
堀越さんは、
「人生芸夢~夢のとおり道」公演で、
おちゃめだけど実は渋いという
「座長」を見事に演じ、
ラストの立ち回りでは私と剣を交え、
素晴らしい剣捌きと見事な切られっぷりで、
芯である私を光らせて下さった。
堀越さんは、劇団メンバー達からも、
とっても慕われていて、「頼れる兄貴」って感じ。
その「兄貴」が参加して下さるのは、
とっても心強い!
因みに堀越さんは、9月に開催予定の
「ふたりのゆめ綾部公演」にも
役者として参加して下さるとの事、
堀越さん、よろしくお願い致します。
さて開始時間の10分前には、
全員が静かに席に着いて、
今か今かと開始を待っている雰囲気。
そこで
「早いけれど、始めましょうか」
という事で、第1回目の稽古となる
「読み合わせ」を開始する。
各メンバーには
事前に各自が演じる役を伝えていたし、
勿論、台本も早めに渡していたので、
第1回目だというのに、
読み合わせは大変スムーズ。
ただ、
みんななんとなく手探り状態なので、
「思い切った」感じではない。
遠慮した読み合わせを聞いていて、
「もっとこうして欲しい」
「ああして欲しい」ってのはあったけれど、
まずは、
好きな様に演じて貰う事にしているので、
芝居を止める事はせず稽古を進める。
実は昨年行った「ワークシップ発表会」でも、
今回の本公演作品「夏の夜空へ」の
ダイジェスト版的なものを上演した。
その発表会では、
参加者の皆さんがとても熱心に演じていて、
「熱意」と「やる気」を目の当たりにした
本公演メンバー達は、どことなーく
ライバル心じゃないけれど、
「負けていられないな!」って思ったようで、
この日の読み合わせは、かなり気合が入っている。
そんな熱い読み合わせを
約1時間半ほど続けていた時、
突然、
稽古場の扉がガラガラガラ~っと開き、
そろりそろりと
「アキラ役」の役者が入って来る。
稽古が始まる前、皆から、
誰が「アキラ」をやるんですか?
と聞かれたのだが、
「19時過ぎに稽古場に来るから
来てのお楽しみ~!」
って私が言っていたので、
彼の登場で稽古場がざわつく。
ちょうどキリのいいところなので、
読み合わせを一旦止める。
「えーアキラをやって貰います
小路敦(しょうじあつし)さんでーす!」
と紹介すると、みんなから一斉に拍手が!
そうなのです。
小路(しょうじ)さんが数十年ぶりに、
劇団ふぁんハウスに
役者として戻ってきたのです。
毎回、受付スタッフとして
本公演には顔を出しているし、
昨年6月頃かな?
劇団で飲み会を行うという
タイミングで突然やって来て、
飲み会の会場では、
飄々とした彼の語り口で、
場を笑いの渦にしてくれたので、
ここにいるほとんどのメンバーは
小路さんの事は知ってはいるが、
役者「小路敦」を目の当たりにするのは、
ほとんどのメンバーが初めて。
そんな彼は劇団ふぁんハウスで唯一、
創立メンバー達と一緒に
芝居をした事のある
劇団ふぁんハウスの生き字引。
こうして、重鎮・小路敦さんも加わり、
とても賑やかな初稽古となったのでした。
(因みに、小路さんも綾部公演に
参加してくれまーす。)