「おしゃれ心が大切」 ますだゆみ
4月の「夏の夜空へ 板橋公演」から
1ヶ月余り経ちました。
通常なら、次の公演稽古まで
束の間お休みとなる時期ですが、
今のふぁんハウスは、
来年の夏まで予定が決まっており、
休んでいる暇のない嬉しい状況です。
そんな中、忙しさにかまけていると、
自分自身のメンテナンスが
おろそかになりがちです。
仕事をしながらの演劇活動は、
通常の生活の2倍も、3倍もやる事があり、
頭も身体もフル回転!時間との戦い、
自分自身との戦いでもあります。
若い頃なら、なりふり構わず
好きな芝居に没頭出来ましたが…。
やはり、ある程度大人になると、
そうもいきませんね。
歳を重ねれば重ねるほど、
身綺麗にしていたいと思います。
実は、同居している私の母
オン年80歳をまぁまぁ超えておりますが
お友達とカラオケに行くのが
何より楽しみ。週3位で出かけます。
その時にはキチンとお化粧をして、
着ていく服も、前の日から、
下手をすると1週間も前から、
ああでもない、こうでもないと
コーディネートに頭を悩ます日々。
その都度「これはどうかしら?」
「こっちが良いかしら?」と
意見を求められます。
最初のうちは「それは合わないよ」
「これとこれを組み合わせたら?」などと、
私もアドバイスしましたが、
日を重ねると、それも面倒になり(笑)
「あぁ、それで良いんじゃない」と
適当に返事をすると、
「ちゃんと見てよ!」と、怒られます。
母にとっては、何を着て行くか!が、
毎日の最重要課題であり、
生きる張り合いになっているのです。
同じご年配の方でも、着るものに構わず
暮らしてる方もおられますが
母を見ていると、いつまでも
「おしゃれをしたい」と思う気持ちは
大切だな。見習うべきかもと思い、
適当な返事を返してしまう事に
罪悪感を感じたりもします。
そう、役者として舞台に立つ限りは
「見られている」という意識を失わず、
常に背筋を伸ばし、
自分磨きも怠ってはいけない!
と、改めて思う、今日この頃です。
特に次回作品では自分の中で「課題」と
している事をクリアする為にも
意識を高く持って挑みたいと思っています!