「立ち稽古、始まりました」 福岡美佳

先月末に2月公演台本「久美美容室物語」の仮台本が渡され、
読み合わせを行ってきましたが、先週から荒立ち稽古が始まりました。
動きが付くと、感情もより乗りやすくなり、テンションが上がります!
いちから立ち位置や動きを決めてお芝居を作っていく過程で、
「こういう小道具が必要になる」「このシーンで靴を履きかえるから、
暗転中に誰かに靴をセットしてもらわなければならない」等、
読み合わせでは分からなかったことが分かってきます。
団長の演出も付き、少しずつ物語の輪郭が見えてきました。
私が登場するシーンも、最初に私の解釈で演じた時は、「ただ出てくるだけ」だったのですが、
団長の味付けで見せ場を増やしていただけることになったのもとても嬉しかったです。
期待に添えるよう、面白く演じられるようになりたいと思っています。

余談ですが、私の住むマンションの大家さんに会った時、今回のお芝居の話をしたら
「あら、私の母(故人)も美容師で、うちで美容院やってたこともあったんですよ」
という返事が返ってきてびっくりしました。
年末年始は寝る間もなく働き、大家さんが子供の頃は
ご両親とお正月を過ごしたことがないほどの忙しさだったそうです。
こんなに身近に、今回演じるお芝居と縁のある方がいたことに驚きました。
大家さんは、いつも私の公演を観に来て下さっています。
人と人とのご縁を大切に、今回もがんばります!


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