写真館第47回Page18-「綾部公演③〜本番1」

場当たり、ゲネと順調に進み、
いよいよ本番の幕が上がります。
いつもと違うお客様のざわめきを感じ緊張の高まる中、
静かにピアノとヴァイオリンの演奏が流れます。
幕開きをじっと待つアマティ(ピアノ)と株竹(ヴァイオリン)

薄明りの中に、知世が登場し舞台が始まります。
薄明りの中、椅子に座って窓の外を眺める知世

照明が明るくなると、老人ホームの住人吉野や健三、山本、
職員の立花が次から次にやってきて、日常の風景が流れていきます。
ウォーキングに出かける元気な吉野と知世の会話
吉野をおいかけてウォーキングに出かける健三と知世の会話
老人ホーム職員立花の歌に合わせてノリノリな知世
立花から過去歌い手だった話をされ「昔の話」とそっけない知世
耳が遠い風な山本に大声で話しかける立花

場面変わって「応接室」では、音楽事務所のマネージャー岸本が
知世と面会するためにやってきました。そこで伝えられたのは
とある番組への出演交渉!無下に断る知世。しかし本心は・・・。
知世を待つ間、事務所社長に大きな態度で電話をしているベテランマネージャーの岸本
知世が登場した途端、かしこまる岸本
知世に自己紹介する岸本
知世に公開歌番組への出演オファーをする岸本とそっけない態度の知世
岸本の説得にも耳をかさない知世

やがて場面は老人ホームから、一気に居酒屋「門出」へ
常連客の照代と、田代が愚痴をいいつつ飲んでいると
見知らぬ女性客がやってきます。演歌歌手をしているという吉崎ゆかりです。
居酒屋門出 酒を飲みながら愚痴る田代主任をなだめる女将恵津と、あきれ顔の照代
居酒屋門出にやってきた吉崎ゆかり、迎え入れる照代、田代、女将恵津
ほそぼそと歌手をやっていると自己紹介する吉崎ゆかり
田代と照代に名刺を配る吉崎ゆかり
「本当は自分も歌手になりたかった」と語る田代。見守りながら聞く恵津と照代、ゆかり

更に常連の源さんも現れ、にぎやかなになる居酒屋門出
源さんは「近々綾部の中丹文化会館で公開生放送がある」という情報を持ってきました。
皆で見にいこうと話が盛り上がりますが。恵津は気が進まない様子。
「朝、始発で帰る」というゆかりは店を出ようとして
ふと女将の恵津に何かを感じます。
常連客の源さん。女将がゴンドラの唄を時々口ずさんでいる話をする。と、そこへ女将恵津が生ビールを持って登場する。
中丹文化会館で生放送される歌番組のチラシをみんなに見せる源さん
ゆかりの返り際に名刺を渡す恵津
恵津からお店の名刺を受け取るゆかり。ふと何かを感じている

続いての場面は音楽事務所。
昔、知世のマネージャーをしていた社長の村川は
岸本から知世の今の様子を聞いています。
「もう歌は歌わない」という知世を何とか説得できないものか
思いを馳せるふたりでした。
音楽事務所のデスクに座る社長の村川。その横に立ち、知世の様子を話す岸本
知世への思いを語る村川社長
「きっと今でも歌が好きなんだと思う」知世の事を話す岸本。
歌番組への出演をどうするか考えている社長(村川)と岸本

さて、ここからの展開は・・・。続きは次回へ

<舞台裏紹介>
本番開始前に、会館からほど近い場所にある「高倉神社」の宮司様に
公演の「成功祈願」を執り行って頂きました。
厳かな空気の中、述べられた祝詞には「ふぁんハウス」の事が
色々とちりばめられた、とてもステキなお言葉があり
団員のみんなは涙が出るほど感動していました。
伺ったところ、ホームページ等を見てふぁんハウスを研究してくださったそうです。
そんな温かいお気持ちと、お祈りのこもったお札は、舞台セットの真ん中、
一番高い場所にお供えし、あやべの神様に見守られながら本番を迎えたのでした!
神主さんが祭壇の準備をしてくださっています。三宝、玉串、お神酒、果物等が
供えられています。
にこやかにほほ笑む神主さん
舞台中央に立派に設えられた祭壇
出演者・スタッフさん・演劇まちづくりの会の皆さんと、厳かに祈りを捧げます。
舞台上に祭壇を準備する神主さんの様子
立派な祭壇を撮影してくださるクルーの皆さんと、ご祈祷を待つメンバー達
御祈祷が終わり、祭壇の拵えを拝見するメンバー達と、その様子を撮影するクルーのみなさん
御祈祷が終わり、祭壇の拵えを拝見するメンバー達と、その様子を撮影するクルーのみなさん
舞台セットの裏側中央。一番高い位置に備えられた高倉神社ご祈祷の札
「綾部公演成功」の文字が光って見えます。


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