「ボランティアの皆さんとの交流会」 Amatias

赤坂での「久美・美容室物語」が終演して2ヶ月近く経つのに、
土曜日になると無意識に支度をして稽古場へ行ってしまいそうになっちゃいますね。
行きそうになる手前で留まっているのでまだいいのですが、数年前は
稽古が休みなのを忘れて実際に稽古場に行ってしまい、
待てど暮らせど誰も来なかったり、
「今日は予定にありませんよ」と係りの人に言われてやっと気づくなんてこともありました。(苦笑)

先日、ふぁんハウスを様々な角度から支えてくださっている
ボランティアスタッフの方々を稽古場に招いて、ささやかながら交流会を開きました。
毎公演の当日、受付や外部・内部の誘導、それに音声ガイドブースの担当など、
成功に向けてご尽力いただいている方々です。
これまでは当日だけの顔合わせということがほとんどだったので、
私たちもそんな皆さんともゆっくり話がしてみたいという思いもあり、
活動がないこの期間に行うことになったのです。

交流会というと、簡単な式次第があってそれに沿って行うというのが
一般的なのかも知れませんが、
リラックスした雰囲気の中で、
皆さんの自己紹介やふぁんハウスと出会ったきっかけなどを話していただき、
和やかなフリートークが続きました。
そして、団長の作品の組み立て方や題材にした物などの話が出たと思ったら、
突然にショート演劇が飛び出しました!
普段の稽古と同じように、「こんな感じの曲を弾いて」という変化球を打ち返し、
即興でセリフをつないでいくというものでしたが、
ほんの数十秒ながらもなかなか面白い物語が生まれました。
このとき、ふと10年くらい前に出演させていただいた
「たまにゃ一杯のみまショー」というステージのことを思い出しました。
あのときも、何の打ち合わせもなく即興で繰り広げられる演劇に
これまた即興で曲をつけていくというスタンスの舞台だったので、
心臓が飛び出そうなほどドキドキしたことは今でもはっきり覚えています。

参加してくださった方々からも、今後やってみたいことや
私たちに対するアドバイスやヒントをくれたりと、
2時間強くらいの時間じゃ足りないほどすごく密度の濃いひと時でした。
ボランティアの方々からいただいた言葉も、
私たちも勇気や励みになった部分は多かったです。
それと同時に、次回の板橋公演・そのまた次回の赤坂公演に向けて、
さらにいいものを作り上げていかなければという気持ちを奮い立たせてくれた、
とても有意義な交流会でした!


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