Page32 –「受付スタッフさん達と」

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団長の独り言 2022.05.08

「受付スタッフさん達と」

前回の団長の独り言でお伝えした
受付スタッフさんと「交流会」の話。

劇団ふぁんハウス公演に
お越しいただいた方ならばお分かりかと思うが、
劇団ふぁんハウスの受付ブースには、
大勢の受付スタッフさん達が
笑顔で皆様をお出迎えして、
チケットの販売から場内のご案内、
また最寄り駅から劇場までと
劇場内でのガイドヘルプ、音声ガイドラジオの貸出、
車椅子やストレッチャーのお客様へのフォロー等、
開演前、開演中、開演終了まで丁寧に
お客様への対応をしている。

その劇団ふぁんハウス公演の顔ともいうべき、
玄関口である受付ブースを守っている
数十名の皆さんは、
全てボランティアスタッフさん。

「初めまして」の方は毎回いるけれど、
ここ数年は、
公演の度に駆けつけて下さる方が増えてきて、
今や常連の受付スタッフさんは
20数名以上となり、
劇団ふぁんハウスファミリーの
一員として大活躍して下さっている。

その仕事っぷりたるや
臨機応変に次ぐ臨機黄変!
しかもテキパキと動かれ、
受付スタッフさん同士も
顔見知りとなっているため、
チームワークも出来上がっていて、
何とも頼もしい限りだ。

こうした
「劇団ふぁんハウス・受付スタッフチーム」
の礎を築いてくれたのは、
かれこれ10年ほど前から
劇団ふぁんハウスに携わってくれるようになり、
今や受付リーダーとして、
様々な改革と提案をしてくれる三尾さん。

受付チームが
公演開始前にミーティングを行うのは、
昔からずっと行っていたけれど、
公演終了後も受付スタッフさん達とともに、
「気になった点」や「良かった点」等の
意見交換を行うことを提案してくれたのは
三尾リーダーだし、
「振り返りシート」というものをエクセルで作り、
受付リーダー達が共有する
公演毎の改善点や反省点等を描きだす
システムを作り上げたのも三尾リーダーだ。

その三尾リーダーの下、
徐々に「常連」の受付スタッフさんが
来ていただくようになった。

そんな受付スタッフさん達と
我々出演者メンバーが顔を合わせるのは、
本番当日に全員集合した際に、
ご挨拶をさせていただく時のみ。

ただその時は
受付スタッフさんも我々も
本番に向けての準備であわただしく、
ゆっくりとお話をさせていただく時間が取れず、
その事がずーっと私の中で気がかりだった。

そこで、
今回は稽古もない期間がそこそこあり、
時間的な余裕もあったので、
「受付スタッフさんを囲む会」
を企画した。

本当は、
居酒屋等で盛大にやりたいところだが、
緊急事態宣言が解除になったとはいえども
まだまだ
「コロナウイルス」がはびこっているので、

都内某所の集会所をお借りして、
参加者全員がフェイスシールドを付け、
窓を開け放ち、お互いの距離も十分にとり、
完成予防に注意を払いながら
開催する事にした。

今回は、「久美・美容室物語」に
携わって下さった受付スタッフさんを中心に
声を掛けさせていただいたのだが、
コロナ禍の中だし、皆さん何かと
お忙しいだろうし・・・
2、3名の方が参加してくれれば
いいほうかな?と思っていたら、
十数名もの方が出席して下さるとの事!
本当に感謝しかない。

当日、全体集合の1時間半前に会場入りすれば、
「お菓子」とジュースを買い出しに行く
劇団メンバーと丁度合流出来たので、
飛沫感染予防シートの設置作業をはじめ、
電子ピアノの準備、テーブルに名札とお菓子と
ジュースを用意して、ドキドキしながら
皆さんのお越しを待っていると、

お越しになりました!
笑顔で皆さんをお出迎えし、
間隔をあけた席へとご案内し、
フェイスシールドを付けていただき、
会を開始する。

まずは私が開催の挨拶?的なものを簡単に行い、
次に、皆さんの自己紹介と、
劇団ふぁんハウスに携わりたいと思われた理由を
お聞きしていくと、会場の空気も和み始める。

そこで今度は劇団ふぁんハウスの魅力と、
実際に受付スタッフをされての
忌憚のない感想等を聞かせていただくと、

「もっとこうしたほうがいい」
「ああしたほうがいい」という意見と共に、
皆さんは、劇団ふぁんハウスの魅力を
熱く熱く語って下さる。

そんな皆さんの一生懸命さと熱意とやる気が、
劇団公演を支えて下さっているんだなぁーと、
ただただ感動し、今度は我々がお話をする番。

まずは私が劇団ふぁんハウスを
どうして立ち上げたか?という歴史から始まり、
今では笑い話となる苦労した話や、
失敗談等お話させていただき、
普段、どんな稽古をしているのか?
皆さんにもお見せすべく、

「アマティー!夕日が沈むような曲弾いて!」
とアマティーに突然攻撃をすると、
彼女は慣れたもので、即興でオリジナルの曲
「夕日のテーマ」を演奏してくれる。

その曲があまりにもいい感じだったので、
今度は劇団メンバー達に、
「はい!ここでセリフ!」と無茶ぶりすると、
一瞬、「えっ!?」となるものの、
そこは芸達者ぞろい。
即興でエチュードを演じ始め、
会場を盛り上げる。

こうして会は盛り上がり、
今度は次々回作品「人生芸夢」のテーマ曲を歌い、
劇中に登場するフーフーダンスを踊りっと!
さらに盛り上げ、皆さんが笑顔で
リラックスされたところで、
受付スタッフさんから我々への
質問コーナーなんてのも行っていると、
あっというまに2時間が経ち、
気が付けば終了の時刻となる。

最初はお互いに緊張していたのに、
「帰りましょう」となっても
皆さん名残惜しく、玄関先でも話が尽きない。

こうして受付スタッフさん達との
充実した時間を過ごさせていただき、
皆さんとの絆もさらに深まり、
とっても楽しくて実り多い1日を過ごしました。

受付スタッフの皆様、
その節はお越しいただき、
本当にありがとうございました。
これからも、劇団ふぁんハウスを
よろしくお願い致します。


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