「思い出のカセットテープ」 Amatias

今年の連休は飛び石連休だったものの、コロナ禍になって初めての
何も行動制限がない連休でした。その証拠に、民放ラジオの交通情報では
3年ぶりに「ゴールデンウィーク交通情報」という文言を久しぶりに聞きましたね♪
皆さんも書いていることですけど、
劇団活動もいつもよりも長いお休みが続くのは初めてなんですが、
そうは言っても週末になると「ん?稽古行かなくていいんだっけ?」って
毎週のように自然と思う自分もいました!
それが、今月からまたいつもの生活リズムが戻ってくるので、
わくわくとドキドキがないまぜになったような感覚です。

今回もまた昭和っぽい話題なんですが、
実家のカセットラックの断捨離を思い切ってしようと整理をしていたら、
おそらく小学生の頃に録音したであろう1本のカセットを見つけました。
そのときは何を録音していたか内容を思い出せなかったんですが、
「ザ・ベストテンとお気に入り楽曲」とラベルに書いてあったので、
整理の手が止まる覚悟で聞いてみることにしました♪

現在のようにライン録音とかライブ配信なんてものも無かった頃ですから、
録音するのもテレビやラジオにうまく近づけるという超アナログ手法でした。
するとどういうことが起きるかというと、周りで話などをしたり音でも出そうものなら
それも録音されてしまうので、「ご飯だよーー!」と呼んでいる声とか、
兄弟がお菓子を食べている音なんかも入ってしまい、
そのときはいちいちショックを受けていましたが、
何十年も経ってから聞くとそれさえも愛しい思い出にすら感じてくるので、
本当に不思議な感覚でした。
ラジオから録音したお気に入りの楽曲は、
ところどころ上から重ね取りしてしまった部分が何か所もありますが、
当時の思い出がたくさん詰まったこのテープを発見したことで、
整理の手が止まってしまったことは言うまでもありません。(苦笑)

久美・美容室の従業員や常連のお客様たちも、
同じような体験ってきっと一度や二度はしてるんだろうなぁとか想像しては、
何だかほのぼのとした気持ちになりましたね。
ふぁんハウス作品の中にも、これと似たような雰囲気を感じる部分も多いですが、
その分だけ音楽面での引き出しも増えているので、
これから始まる二本立ての稽古でもうまくその引き出しを反映させていきたいです♪


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