「『蒲田行進曲』でハートを熱く!」  福岡美佳

先月、板橋区立文化会館の小ホールで
「板橋映画上映会 おおやまレトロシネマ『蒲田行進曲』」が催されました。

16ミリフィルムで、舞台に吊られたスクリーンに映し出される映画を観ていると、
昭和にタイムスリップしたような気分になりました。
カラカラと音を立てて回る映写機の音が何だかとてもノスタルジックで、
それが映画を盛り上げる効果音のような役目を果たしていたような気がしました。

また、
「1ヶ月後の今頃は、役者としてこの舞台に立っているんだなぁ」
と感慨深くなりました。

この日上映された「蒲田行進曲」は、東映京都撮影所が舞台となっており、
花形スターの銀四郎(銀ちゃん)と大部屋俳優のヤスの奇妙な友情が描かれています。

銀ちゃんは恋人の女優・小夏をヤスに押しつけて結婚させます。
ヤスは、身重の小夏と生まれてくる子供(銀ちゃんの子供)の生活費を稼ぐために、
スタントマンとして次々と危険な仕事を引き受け、生傷だらけになります。
そして、ヤスは命を賭けた「階段落ち」に挑戦します。

小夏のために体を張ってボロボロになって奮闘するヤスの健気さ、
銀ちゃんとヤスの間で揺れ動く小夏の心、
そして、映画に全てを捧げるヤスと銀ちゃんの魂と魂のぶつかり合いのシーン、
観ていてとても心が熱くなりました。

映画ファン、つか作品ファンの間で語り継がれている階段落ちのシーンも圧巻でした。

階段落ちの後の、銀ちゃんの「ヤス、上がってこーい!」という叫びと、
ヤスがボロボロになりながら階段を這い上がる姿が強烈に印象に残りました。

このメルマガが配信されるのは、
「ふたりのゆめ 板橋公演」本番の2日前です。
「蒲田行進曲」に負けないような熱量たっぷりの舞台をお届けしたいと思っております!

最終稽古を終えましたが、これからが本当の始まり、気合を入れていきます!


共有: