「『国宝』観ました」 ますだゆみ
巷で話題の「国宝」鑑賞しました。
と言っても、もう1ヶ月程前の事。
それなのに、未だに心に残り
「もう一度観たい」と思い続けています。
休憩無しの3時間?映画で?
集中力もつかなぁ~
なんて心配は杞憂でした。
瞬きするのも惜しいくらい
全てを目に焼き付けたいと思うほど
美しく、儚く、苦しい映画でした。
そう、見終わった後に1番感じたのは
「苦しい思い」でした。
SNS上では主演のお二人の踊りや所作が
素晴らしいと讃えられていますが
「歌舞伎役者を演じる」という覚悟と
完璧な表現力は本当にお見事でした。
役者として舞台に立つ。
それは簡単な事では無い。
家柄や才能があっても
それだけで立てる場所ではない
身を削る程の努力と犠牲。
時に悪魔に心を売り渡す程の強い思い。
その果てに何が見えるのか
追いかけて、追いかけて
狂おしいほどに追いかけ続ける。
「成し得ようとして届かない虚しさ」は
曲がりなりにも演じる側にいる身として
感じるところがありますが、
夢を持ち、目標を持っている人なら
誰もが共感出来る事かもしれません。
結局、その虚しさを埋めるには
努力するしかない。
ひたすら努力し、足掻いて追い続ける
その先にある何かを見る為に。
これほど長い映画を、2回、3回
いや、もっとリピートする人が
後をたたないのは、
その「何かを見たい」欲望なのかも
しれません。
久しぶりに映画館で観たい!と、
思わせてくれる作品に出会いました。
そしてこの映画に刺激を受け
9月の本番に向けて、
悔いのない日々を重ねていこうと、
改めて心に誓ったのでした(^-^)v


