Page3–「継続と一生懸命」

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団長の独り言 2025.11.09

11月9日(日)「継続と一生懸命」

11月に入った途端、
急に冬になったような気が致しますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

なぁ~んて季節のご挨拶から入りながら、
今週の団長の独り言は何を描こうか?
と考え、今、パソコンのキーボードを
たたいています。

毎週この団長の独り言を描くというは、
実はとっても大変でして、
描きたい事が湯水のように湧くのは
50回に1回?いや?100回に1回?
統計を取ったわけじゃないので
よく分からないけれど、
まぁ~それくらい
毎回「何を書こうかな?」と悩むのです。

自分目線で
好き勝手に描いているように
思われるでしょうが、
いえいえい全くそんな事はなく、
劇団ふぁんハウスの
看板を背負って描くというのは、
何かと神経を使っているのです。

そもそも、この「団長の独り言」を
描き始めたきっかけというのは、
月日をさかのぼる事、約27年前。

「劇団ふぁんハウス」という
劇団を立ち上げたはいいが、
何でどうやって
宣伝したらいいものやら?

なーんて時、劇団旗揚げに
多大なる協力をしてくれた
高校時代の親友Sが、

「これからの時代、
宣伝はパソコン通信やぞ!」

と言って、
劇団のホームページを作ってくれた。

ただ当時の私はホームページだの
パソコン通信だのは、
「何のこっちゃ?」だった。

そのSからは、
「劇団の日記書いたら?
それを毎週アップする!
そしたら
段々見てくれる人増える!
ホームページって世界中の人が見れるねん!」

と言われたので、
とりあえず稽古での出来事を
ワープロで綴った「稽古日記」をアップした。

実はふぁんハウスを
立ち上げる以前から、
私はワープロを使っていた。

ワープロを買ったのは、
「年賀状」作りと、
あとは・・・映画の脚本を描くため。

脚本家になりたいという
気持ちは全くなかったけれど、
食える役者になるための
「手段」になるかも!?ってことで、
「ドラマ」って雑誌の
「第19回創作テレビドラマ脚本懸賞」
に応募すべく、「鯉のぼり」という作品を、
ワープロを使って描いた。

するとその作品が、
なんと!
応募総数643名の中から
最終選考の10名に選ばれ、
専門家からの劇評が誌上に掲載されていた。

ちなみに私が応募した回は、
最終選考に残った10名から
「大賞作品」を絞り切れなかったようで、
19回は、大賞がいなかった。

その最終選考に残った方々の職業欄には、
映像ディレクターやプロットライター等
がズラリ。

そんな中、私の職業欄は
「トラック運転手」。

その当時も役者の事務所に
所属していたのだがら、
「俳優」って書けばいいものを、
大型トラックドライバーってのを
あえて書いたのは、
「俳優」といえるほど
役者の仕事をしていなかったからなのかも。

その後も懲りずに応募すればよかったのに、
「俺は役者だしなぁ~」
って気持ちがあったのと、
そもそも、脚本をかかなきゃ
いけない状況でもなかったので、
それっきりになっていたのが、

その数年後、劇団ふぁんハウスで
脚本を描くようになるとはね。

そこから早27年、
私は今も、必要に迫られ、
もがきながら脚本を描いている。

話が大きく逸れたけれど、
ホームページなるものに「稽古日記」を
掲載するようになったのはいいが、
私の持っていたワープロは、
ネット回線につなげる機能なんてなかったので、
完成した原稿をプリントアウトして、
それをSが自分の持っていた
パソコンに打ち込み、アップしてくれていた。

しかし、アップされたはいいが、
HPを見る環境は、
当時の私にはなかったので、
Sの家に行っては、
見せてもらっていたように思う。

そのSが当時私に言ったのが、

「ホームページは鮮度が命や!」
「更新しないと、
誰も見てくれへんようになる」
という事。

「ホームページは鮮度が命」

彼の教えは、私の心の中にずっとあって、
今でもほんとにそうだと思うので、
「更新」を怠るメンバーがいると、
厳しく指摘をしているし、
私自身もどんな事があろうとも、
毎週絶対に団長の独り言は更新しよう!
と思い続け、27年間ずーっと継続している。

しかし、
継続するというのは本当にしんどいもので、
自分で言うのも何なのだが、
「団長の独り言」もそうだけれども、
劇団活動自体そのものも、
勢いを衰えさえることなく、
よくぞここまで続けてきたもんだ
と思う。

「継続は力」
という、
とてもポピュラーな言葉があるけれど、
この言葉は今や、劇団ふぁんハウスの
スローガンのひとつになっている。

「団長の独り言」でも、何度となく
登場している言葉じゃないかな?

ちなみに20代の頃の
私の好きな言葉は、ずばり「夢」。
そして「必勝努力」だった。
(努力して必ず勝つ)。

「夢」って言葉は今でも好きだし、
劇団ふぁんハウス作品の
テーマでもあるけれど、

「必勝努力」という言葉は、
使わなくなったなぁ~。

なんでかな?
勝ち負けにこだわるよりも、
もっと大切な事があるって思える
年齢になったのかな?

自己分析をするのは
面倒なので分からないけれど、
ひょっとしたら、
「必勝努力」が「一生懸命」に
変わったようにも思う。

で!ですね!
今回の「夏の夜空へ」のテーマは
「一生懸命」。

毎回の稽古場は、笑いと真剣さの中、
みんな「一生懸命」芝居を創っている。

そんな皆さんの
個性豊かな芝居をみていると、
前回の動きや芝居では物足りなくなり、
次から次へと新しい演出に変化し、
本格的な立ち稽古に入ったばかりだというのに、
もうすでに前作とは違ったモノになってきている。

どんどん変わっていく
皆さんの芝居をみていると、
本当にすごいなぁ~って思う。

今回の「夏の夜空へ」も、
期待していだければと思います!


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