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「本番2」
高山芸術座にやってきたサングラスに杖の男はホテルの買収王「中沢」
噂になっていた買収話はどうやら本当だったようです。
この劇場を守りたい淳子は「勝手なまねはさせない!」と中沢に啖呵を切ります。
この先、高山芸術座はどうなってしまうのか?
ステージではいつも通りの公演が続いています。
不安を抱えながらも、毎日ご来場くださるお客様に
最高のパフォーマンスをお見せしようと誓い合う団員達
そこへ再び町子の夫、庄平が呑気にウクレレを片手にやってきます。
町子のひものような庄平ですが、どこか憎めないキャラクターです。
みんなが帰った楽屋で女将が一人ビールを飲んでいると
仕事をやり残していた香がやってきます。
女将は香に「舞台に出てみないか」と提案します。
香は喜びますが、この劇場が無くならないと心配です。
「大丈夫だよ」とは言ったものの女将の本音は・・・。
場面変わって居酒屋。座長と明美が劇場の行く末を心配しながら
酒を酌み交わします。そろそろ潮時かと弱気な明美。
夜道。劇団の一人娘さゆりも劇場が無くなる事を心配し
先輩ダンサー町子に悩みを打ち明けていました。
団員達それぞれの心配な気持ちを女将は痛いほど感じるのでした。