Page18-「本番4」
2幕はこの二人。ひろしと田上の掛け合いから始まります。
存続の危機に迫られた高山芸術座でしたが、みんなの力で何とか持ちこたえたようです。
今日も稽古に励む団員達の明るい声が響いています。
そんな賑やかな楽屋へ突然、香のファンだという真子が乱入?!わざわざ東京から通ってくる程の熱の入れようです!
真子の熱い思いと、皆んなの期待を受ける香。
そこへ酔っぱらった淳子が帰ってきました。
楽屋の空気が一変します。
淳子の辛い気持ちを思う団員達。
暗くなりかけた雰囲気を変えようと町子は真子も誘い
皆んでご飯に出かけます。
すると誰もいない楽屋に淳子の怒鳴り声が響きます。
思いを告げる香。
淳子にもう一度舞台に立って欲しいと願う香に
「私の出る幕じゃない」と、投げやりな淳子
そんな二人のやり取りを買収王中沢が静かに見ています。
荒れた様子で出て行く淳子に中沢も複雑な気持ちです。
香は誰にも言えなかった悩みを中沢に打ち明けます。
「チャンスを逃すんじゃないよ」と声を掛け、
静かに出ていく中沢
苦しい胸の内をどうする事も出来ず、
ひとり歌をくちづさみながら涙する香
一方、町子と庄平も問題を抱えていました。
力になりたいというひろしの言葉に頼ろうとせず
何かを決意した町子。この先どうなるのか・・・。
団員達の様々な思いはあるものの、公演は続いています。
千秋楽を終え楽屋に戻ってきた団員達
公演が終わって和やかな楽屋。
その時、香から思い掛けない言葉が。