「舞台を『観る』という事」  ますだゆみ

この8月から9月にかけて劇団は稽古休み。
その間、色々インプットしようと動いています。

モチロン次回公演へ向けての準備は諸々ありますが、
その合間を縫って、やりたい事めじろ押し。
本も読みたい、テレビドラマも見たい、
ラジオも聴きたい、身体も動かしたい、
アレやコレやあって、時間が足りません(笑)

中でも一番は舞台を観ること。
友人の一人芝居、社会派物語、落語
ミュージカル、日本舞踊の会、和楽器の演奏会等
時間が許す限り劇場に行っています。

ただ、住んでいるところから都心に出るまで
片道2時間、往復4時間かかるので(笑)
平日観劇は厳しいのが現実。と言って
人気作品は土日は直ぐにソールドアウト!

そんな制限のある中「配信」で観るというのも
最近は選択肢のひとつとなっています。
コロナ禍のおかげ?と、言うのもアレですが
このスタイルも定着してきた感があります。

「全国の映画館にてライブ配信!」
というのは以前から大規模な商業演劇では
ありましたが、
今はインターネットで観る事ができ
アーカイブ配信もあったりして
予定が合わず行けなかった舞台や
チケット争奪戦に敗れ観劇が叶わなかった公演など
「ネット配信」で観る事が増えました。

先日も「ファントム」と言うミュージカルの
大千穐楽を配信観劇しました。

これはチケット難で行くことが叶わず
でも主演の女優さんのこの役を
どうしても観たいと思ったからです。

本当に素晴らしい舞台でした。
そして、その主演の方がカーテンコールで
「この役をやるのはこれが最後です」と、
仰った時は「見逃さなくて良かった〜」と
観劇出来たことに感謝!

モチロン舞台は生がいちばん!
と言う根本は変わりませんが 
セリフを言う時の細かい表情や仕草、
衣装や髪飾りの細部まで観る事が出来るのは
自分自身にとっても勉強となり
配信の特典でもあります。

例え同じ空間にいなくても、感動の時間を共有
できる観劇方法のひとつとして
これからも楽しみたいと思います。


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