Page18 –「四枝美和の独り言」 (四枝美和)

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団長の独り言 2023.09.12

「四枝美和の独り言」

いつも劇団ふぁんハウスを
応援してくださる皆様、初めまして!
「人生芸夢~夢のとおり道~板橋公演」より
劇団ふぁんハウスの劇団員となりました
四枝美和と申します。

今週も公演終了後の特別編として、
団長の平野恒雄に代わり、
四枝美和の独り言をお届けいたします。

さて、独り言の1発目、
劇団ふぁんハウスとの出会いや公演の感想など、
何を話せばいいかとても迷いましたが、
今回は7月の公演の感想です。

改めて、7月の
「人生芸夢~夢のとおり道~板橋公演」
ありがとうございました!
無事に幕を下ろすことができました!
これも一重にご観劇くださった皆様と、
支えてくださった多くの皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。

今回は、
まさかと思うことが
たくさん叶う公演になりました。

2月の公演を(観客として)見て感動し、
ずっとふぁんハウスに参加してみたいと
思っていました。
しかしいろいろな事情が重なり、
中々決断ができないでいました。

そしてようやく
劇団ふぁんハウスへの参加を決めた時には
既に7月公演の稽古が始まっていました。
その事は知っていたので

「今回は出演は無理そうだな、
ボランティアやスタッフとして
関われたらいいな」
と思っていました。

しかし団長の平野さんからの返事は、
「役を増やしますので、
ぜひ参加していただけませんか?」
でした。

もう正直意味がわからなくて、
何度もメールを読み直しました。
だって既に完成されている作品で、
しかも稽古も始まっている。

そこから役を付け足すのは
とても大変なことだし、
他の出演者の方にも
迷惑がかかってしまいます。

それでもやりましょう!
と言ってくださり、
しかも出演箇所が2箇所もありました!

これは団長がどれだけ大変な思いをして
付け足したんだろうという思いとともに
増やしていただいたからには
誠心誠意やらなければ。
と強く思いました。

私演じる真子は
高山芸術座の歌姫、香のファンで、
2幕の冒頭に登場します。

初め歌いながらの登場に
香さん始め高山芸術座の人たちはびっくり!
そりゃそうですよね。
いくらファンだからって見知らぬ人が
いきなり楽屋に突撃しているのだから
驚くのも当然です。

香さんに特製のぬいぐるみを
渡して握手までして、
その後はなんと高山芸術座のみんなに
(横溝さんに)
お昼までごちそうになりました…笑

団長に
「真子ちゃんはとにかく元気いっぱいで!」
と言われて、今までにないくらい声と
笑顔を出したような気がします。

なので毎回稽古場までの電車で
音楽を聴いて気分をあげてから
挑んでいました。

そしてもう1つのシーンは
物語の終盤、東京の芸能事務所へ行ったはずの
香が戻ってくる決意をした理由を話す場面。

こちらは回想シーンで、
真子が足に病気を持っていること、
その手術で親とケンカしたこと、
人生に落ち込んでいた時に
香さんの歌を聴いてもう一度頑張ろう!
と決心したことが語られます。

香さんにとっても、真子にとっても
とても大切な場面なので、
何度練習しても納得がでなかったのを
覚えています。

どうしたら
真子の気持ちが香さんに伝わるのか、
香さんの「夢のとおり道」を聴いて
何を感じたのか?
そしてそれをお客さんに伝えるには
どうしたらいいのか?
ずっと迷っていましたが、
とにかくまっすぐに正直に伝えることを
意識しました。
それが伝わっていたなら嬉しいです。

2月の公演を観劇した時、
香さんに憧れて、まさかその数か月後に
ファンの役をやらせていただけるなんて
思いもしませんでした。

そもそも
劇団ふぁんハウスの舞台に
出演できることも驚きでした。

そんなまさか!が
続いて本当に夢のような時間でした。

あとは今回の公演を通して
一皮むけたというか、
演技って楽しいなって
思うようになりました。

これらも
劇団ふぁんハウスをはじめ、
色々なところでお芝居をしていきたいと
思いますので、
よろしくお願いします!!!

先ずは1月の公演!
どんな役に出会えるか
今から楽しみで仕方ないです。
(小声になりますが、
台詞沢山ほしいなぁ…。 笑)


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