「劇団銅鑼『ふしぎな木の実の料理法』を観ました!」  福岡美佳

1972年に結成され、創立50年以上になる老舗劇団「劇団銅鑼」の舞台を観に行きました。

ふぁんハウスと同じく、板橋区を拠点とする劇団で、
前々からとても気になっていたのですが、稽古オフの今の期間を利用して、
ようやく観に行くことが叶いました!

原作は児童書で、あらすじは、「こそあどの森」に住むスキッパーという内気な少年が、
ひょんなことから手に入れた木の実の料理法を知るために、
森の住人達を訪れるというものです。

初めはまともに口を聞くことさえできないほど内気だったスキッパーが、
個性溢れる森の住人達との交流を通じて少しずつ人に自分の意思を伝えられるようになり、
自分の世界を広げていき、最後は森の住人みんなで木の実を使ったジャムを作って食べるという、
とてもほっこりとした気持ちになるお話でした。

一見子供向けの話のようですが、
「人と交流して社会性を身に付ける」ことの大切さを描いた、大人も楽しめる舞台でした。

舞台セットはシンプルながらも細かい所まで作り込まれており、
どの役者さんもとても魅力的でした。
特にスキッパー少年の成長が見ていてとてもリアルに感じられました。
スキッパーに感情移入して、木の実の料理法を一緒に探っているような
気分を味わうことができました。

また、ふぁんハウスと同じく視覚障害者向けの音声ガイドを提供しており、
そして、聴覚障害者も楽しめる舞台手話付き公演を実施しているそうです。

また別の作品の公演も見てみたいと思いました。
お気に入りの劇団がまたひとつ増えてとても嬉しかったです。

とてもいい刺激が受けられました。
それを7月の「ふたりのゆめ~板橋公演~」にも活かしたいと思っております!


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