「いよいよ本番の幕が上がります!」Amatias

1月に、赤坂でこの作品を上演したときは、
7月に板橋で再演することが決まっていて、「その頃までには
コロナが収まっていて、お客さんと直接触れ合える公演にしたいね」と、
みんなでそう話していました。
ところが、まさかまだコロナ禍が続いていて、夏の公演も
緊急事態宣言下で上演することになろうとは、そのときは誰も予想できなかったことでした。
それでも、私たちは感染予防対策をしっかりと施しながら、
板橋公演に向けて何度も何度も稽古を重ねてきました。
コロナ禍に振り回されながらも、まずは上演までこぎつけることができたことに、
安堵の気持ちが駆け巡りました。

本番前というのは、何度経験しても変な緊張感ばかりが先走ってしまいます。
「○○はちゃんと準備したかなぁ」とか、
「準備し忘れているものは本当にないかなぁ」といったように、
指さし確認じゃないですがそうでもしていないと、何だか気持ちがそわそわしてしまうのも、
本番直前ならではの光景なのかも知れません。

最終通し稽古を終えた後、
「稽古は終わりましたけど、これから始まるんです」という言葉を、団長からかけられました。
毎回最終通しが終わるとこのような言葉がかけられますが、
これを聞くと一気に本番直前なんだなぁという雰囲気が漂ってきて、
ここまで来たら本番を楽しむ気持ちでやり遂げようと、いつもそう思うのです。
このメルマガが発行される頃は、劇場入りして仕込みの真っ最中です。
コロナ禍の今だからこそ、劇場にいらしてくださるお客様に
この舞台で元気を持って帰っていただきたいという思いで、
7月16日にいよいよ板橋で「ざ・クリーンキーパー」の幕が上がります。
今からでもまだ間に合います。
ぜひぜひ、板橋区立文化会館へいらしてくださいね。
劇団員一同、皆様と劇場でお会いできることを楽しみにしています!


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