Page2 –「朝から活動!」

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団長の独り言 2022.05.28

5月28日(土) 「朝から活動!」

今日は朝から1日中、劇団ふぁんハウスデーでした。
まず朝9時、すっかり恒例行事となった
都内某中学校演劇部への訪問から。

「演劇部への指導をお願い出来ないか?」
という依頼を最初にいただいたのだが、
かれこれ6年ほど前。

ただ指導なんて
「そんな偉そうな事、私達に出来るのかな?」
という不安な気持ちでいっぱいだったけれど、
当時の演劇部顧問の先生が
劇団ふぁんハウスの大ファンで、
先生からの熱いメッセージに心を打たれ、
ご依頼を受ける事に。

初めて会った演劇部のみんなは、
目をキラキラさせ「吸収したい!」って
エネルギーをぶつけてきてくれたので、
私達は無我夢中で若者達と向き合った。

その指導?が意外にも評判よく、
今度は生徒さん達が学習発表会で上演する
作品への指導もお願い出来ないか?ということで、
部員作・演出作品のアドバイスを
させていただくこととなった。

我々が伺ったときは最終通し稽古の段階で、
作品はほぼ完成していたので、
演出でリーダーの生徒さんとコミュニケーションを取り、
彼女の意思を尊重しつつ、私なりのアドバイス等を行い、
またアマティアズはオリジナル曲を提供し、
学習発表会とそのあとに行われる
区民会館を利用しての区内中学校大会への
助言もさせていただいた。

それ以来、毎年欠かさずずっと
こちらの中学校へお邪魔している。

その間、当たり前だけど毎年3年生が卒業し、
新1年生が入部してくるので
メンバーは入れ替わるけれど、
どの年度の皆さんも礼儀正しく、
自分の意見をはっきり言う感性には
感心させられる。

会を終え、全員車座になって
一人一人に「どうだった?」と
感想を聞くのだが、
その感想が本当に素晴らしいのですよ。

「楽しかったでーす」「面白かったです」
ってなそんな簡単な答えをする生徒は誰もいなくて、
モジモジせず、堂々と理論立てて、
自分の意見をはっきり発言する姿に
毎回感動すら覚える。

そんなみんなも順番に卒業するのだが、
毎年行われる学習発表会では、
「先輩」として会場かけつける子も結構いて、
会場にいる我々を見つけると、
「久しぶりです!」って声を掛けてくれるのも、
今では楽しみのひとつになっている。

それにしても中学を卒業すると、
みーんな立派になるんですよ。
すっかり大人びて、
一瞬、分からないもんね。

自分達は歳をとっていないつもりなのに、
生徒達の成長を目の当たりにして、
月日の流れを感じるのです。

そういえば、演劇部の「先輩」が
役者として劇団ふぁんハウスの舞台に
立ってくれた事もあったし、
なんと!「顧問の先生」も役者として
出演した事もあった。

今年度の部員達も、先輩達に負けず劣らず
とっても礼儀正しくて個性豊かで、
教えているはずの我々が、
みんなの感性に今回も「ハッ!」となる事が
しばしば。

演劇部解散の危機にも
見舞われた事もあったけれど、
今や大勢の生徒達が演劇部に所属し、
とっても活気がある部活となっている。

みんな!機会があれば、
ぜひとも劇団ふぁんハウスとコラボしようね!!

そんな演劇部の若い力と約3時間、
汗を流してエネルギーをいただいき、
我々は四谷へ移動。

今度はいつも劇団ふぁんハウスのチラシ絵の
デザインを手掛けて下さっている
K-OZAWAさんの絵画の展覧会に伺った。

K-OZAWAさんは、
毎回、脚本をじっくり読み込んで下さり、
脚本の内容を越えた素敵なイラストを
描いて下さる。

素敵なイラストの評判は関係者のみならず、
配布されたチラシを手に取った
劇団ふぁんハウスを
全く知らない方々をもひきつけ、
その皆さんからチケットの予約が入るほど!

ただK-OZAWAさんとは、
なかなかお会いする機会がなく、
やり取りはメールのみで、
何年もの月日だけが流れてしまっていた。

そこで今回はキチンと時間をつくり、
会場にいらっしゃるK-OZAWAさんに、
会いに行ったのだ。

K-OZAWAさんが出展されている作品は、
どれもこれも「ザ!K-OZAWA」で、
観てワクワクする楽しい作品ばかり。

しかも作者が、展示されている
ご自分の作品ひとつひとつの解説までして下さり、
最高に贅沢なひと時を過ごし、
ちょっとした休憩スペースに腰を下ろし、
次回お願いする
「人生芸夢」のイラストについての話や、
劇団ふぁんハウス作品についての話など、
沢山のお話をさせていただく事が出来た。

K-OZAWAさん、これからも
劇団ふぁんハウスをよろしくお願いしますね。

さて!そして夕方、
劇団ふぁんハウスの稽古だけど、
あっ!今週号の文字数が足りなくなりましたので、
すっごく雰囲気のいい「人生芸夢」の稽古だった
って事だけお伝えしておきます。

稽古の様子は来週号で! お楽しみに〜。


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