「久しぶりにハーモニカを吹いてみました」  Amatias

「ふたりのゆめ」板橋公演に向けた稽古が始まり、
前回には無かった新しい演出やセリフがあちらこちらに追加されていき、
それこそ新しい作品に取り組む気持ちで少しのわくわくも感じながら励んでいます。

話は全く変わりますが、我が家には7年くらい前に購入したハーモニカがあります。
ハーモニカにも吹き口が二段になっているタイプや
キーホルダーにでもなりそうなほど小さいタイプ等様々な種類がありますが、
私が購入したものは右にレバーが付いていて
それを使うことで全ての音が出せる3オクターブのものです。
「クロマティックハーモニカ」と一般的に呼ばれているものです。
そのときに上演した作品「すぽっとらいと」のオープニングで、
「テネシーワルツ」の演奏で幕が上がるという演出があったんです。

その前の赤坂公演のときはサクソフォンが担当してくれていたんですが、
その部分を板橋公演ではハーモニカで演奏をするので、
オープニングの緊張も倍増です。(苦笑)
幼少のときに使うような教育用のハーモニカとは訳が違います。
購入してからはひたすら音を探るところから始まり、
吹く音と吸う音が分からなくなったりと、
決して平たんな道のりではありませんでした。
「果たして本番当日までに間に合うんだろうか」という不安があったことも事実です。
それでも、必死さまで伝わってしまった部分はあったかも知れませんが、
無事に「テネシーワルツ」のオープニングをやりきることができました。

それ以降、作品では登場していませんが、自分自身で時々吹いてみたり、
ピアノが無い場所で代役で演奏をするときに使ったりと、
それなりにこの子の出番はありました。
コロナ禍になってからはしばらく眠らせてしまったものの、
先日久しぶりに吹いてみたんですが、
意外とフォームや音の関係は忘れていなかったことに、自分自身が少々びっくりでした♪
あの物悲しくも郷愁を誘うような音色が結構好きなんですよね。
これをきっかけに、また何か1曲吹けるようになれたらいいなぁと思っています♪
いや、1曲とは言わず2・3曲くらいは挑戦してみたいです☆


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