「充実した稽古」 小山恵子

「人生芸夢 〜夢のとおり道」の稽古では、
まずはダンスの稽古、次は立ち回りの稽古、そして歌の稽古をしてから
芝居の稽古になります。

そして先週は、
台本も仮台本から本台本になって
ひとりひとりAmatiasのBGMで団長から台本を手渡しでいただきました。

気持ちも新たに
新しい台本を手にして稽古がはじまりました!

稽古では今回の舞台の要といっていいほどの
難しいシーンをやりました。

私は後半ほとんど出番がないので
正面から見ていましたが、
まず空気が全然違いました。
このシーンに出ている役者がちょっと動いただけでも、
空気(雰囲気)が変ってしまう。
それほど役者ひとりひとりの気持ちや集中力が必要な
重要なシーンでした。

芝居を止めて細かく動きや間を演出する団長。
ちょっとした動きや間で全然違うものに変化するのを目の当たりにして、
芝居の難しさと同時に面白さを感じ、
だからこそいつも真剣にそして集中して取り組まなければと
改めて気持ちが引き締まる思いでした。

このシーンを
役者としての目、観客としての目で観ていた私は、
つくって行く過程をみて学ぶ楽しみと、
本番どうなるのかワクワクする楽しみが同時に訪れて、
なんだかお得な気分になりました。
そして、
劇団ふぁんハウス創立25周年記念に相応しい舞台になると
強く実感した私でありました。


共有: