「手でカレーを食べたい」 福岡美佳

3年ほど前、「昔のイタリアでは、手づかみでスパゲッティを食べていた」という、
どなたかのTwitterでの投稿を見つけたのをきっかけに、
「実際に手づかみでスパゲッティを食べる」ことにチャレンジしたことがありました。
やってみると、手がとても熱いし、汚れるし、
にんにくの臭い(ペペロンチーノでした)は付くしで大変で、
フォークを発明した先人に改めて敬意を抱きました。

それは一見、「普通に考えれば当たり前」のことかもしれません。
でも、その「当たり前のこと」を敢えて変えてみることで
また違ったものが見えてきたような気がして、
大変良い経験でした。

そこで、今度は「カレーを手で食べる」のにチャレンジしてみたいと思っています。
インドでは現在でも手でカレーを食べる風習があるようで、
ちなみに左手は「不浄の手」とされており、右手だけで器用に食べるようです。
私はナンカレーを食べる時、両手を使ってナンをちぎっているので、
これを片手で行うのって結構大変なんじゃないだろうか…と思っています。

「スパゲッティを手で食べる」風習は廃れているのに、
「カレーを手で食べる」風習が未だに廃れていないのは
何か意味や合理性があるからなんだろうか、とても興味深いです。
ただ、手だけでなく服が汚れることもあって、
なかなか容易にはチャレンジできず二の足を踏んでいます。

誰か、私と一緒に「手でカレーを食べる」チャレンジに挑戦して下さる方、
もしくは既に経験済みで指南して下さる方はいらっしゃらないでしょうか…?


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