Page18 –「発送作業!」

『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2022.12.18

12月18日(日)「発送作業!」

すっかり寒くなりましたねぇ。
それでも劇団ふぁんハウスは、
相変わらず熱い稽古を繰り広げております。

そんな中、午後1時、
今日は稽古場へ早めにメンバー達が集合して、
公演のご案内の発送作業を行った。

劇団ふぁんハウスは、
今月1日で25年目へ突入し、
公演回数も42回目を迎える。

それだけ回を重ねれば当然ながら、
劇団からの公演案内を希望される
お客様も増え、また特別共催である
港区・キスポート財団様のご協力の下、
今回も数十件もの区内各施設への
チラシの配布を行っていただける
との事なので、
この公演案内の発送作業というのは、
劇団活動の中でも、
かなり重大なイベントのひとつとなっている。

千秋ちゃん(鈴木千秋)、
けいちゃん(小山恵子)が中心となり、
綿密なる下準備をしてくれておりまして、
おかげ様で、
効率のいい作業を行う事が出来ている。
お二人さん、いつもありがとう。

私はといえば、
出来立てのホヤホヤのチラシを
車に積んでいざ稽古場へ。

あのねぇー皆さん、
紙って結構重いんですわ。
いや!ほんまに。

上腕二頭筋、大胸筋を意識しながら
鍛えるつもりで稽古場へ運び込むのですが、
いつも行っているバーベルやダンベルを
持ち上げるのとはわけが違って、
用心をしながらでなと「腰」をやられるので、
運送屋時代に身に着けた
「正しい重い箱の持ち方」を実践しながら
稽古場に運び込む。
(ちなみにバーベルやダンベルも間違った方法で
トレーニングをすると腰を痛めますが・・)

私以外の男性陣は
ちょいと遅刻してくるとの事なので、
運び込み作業は私が一人で行ったのですが、
なかなか応えますなぁ〜。

箱の中で個包装されているチラシの束を
分けて運べば、女性メンバーでも
出来ない事はないのですが、
そんな面倒な事をするよりも、
箱ごと「ドーン!」のほうが効率いいしね。

ただ、
その重たーい段ボールを運び込みながら、
「何歳までこんな作業が出来るのかな?」
って一瞬考えてしまう年齢になったのが
やや寂しいけれど・・・。

いえいえ!まだまだ!これしきの
重量の段ボールくらいやったるわーい!
と気合で若さをアピールしつつ、
運び込み作業を完了させると、
地道な作業の始まり始まりぃ〜。

作業内容は?といいますと、
「手作り封筒の作成」
「あいさつ文とチラシを封筒に入るサイズに折る」
「宛名のラベルシールを封筒に貼る」
「各施設への配布用チラシの枚数を数える」

とまぁ〜こんな感じなんだけど、

「夜6時開始の稽古まで時間もあるし・・・と、
のん気に構えていては、発送する郵便物や
宅配便の数が半端じゃないから
とんでもない事になりますよ!」

って千秋ちゃんに言われたけれど、
実はこの私、
じーっと座って紙の数を数えるだの、
紙を折るだのって作業は大の苦手。

子供の頃、
千羽鶴を送るって事になった時も、
一応折るけど、鶴の羽も首も
全てずれてしまうというような奴だった。

ちなみに劇団ふぁんハウス公演に
お越しいただいたお客様ならば、
受付に飾られている
折り紙で折られた「千羽鶴」と「毬」を
ご覧になられた事があるかと思います。

あの作品はアマティアズのお姉様が、
劇団ふぁんハウスの公演の成功を願って
折って下さったものなんです。

とにかくすごいんです!
千羽鶴だから千羽あるんだけど、
全てビシッ!と揃っていて、
毬だってキレイな球体になっているんですよ!

ありゃーね、かなりの時間と根気と、
劇団ふぁんハウスへの熱い想いがなきゃ、
出来ないですよ。

まだ御覧になられていない方は、
ぜひとも本番当日、会場にお越しいただき、
アマティーのお姉様の心のこもった作品を、
じっくり見ていただければと思います。

話を戻しますが、まぁーそんなわけで
紙をキレイに折るのが苦手な私に、
膨大な量のチラシや、
あいさつ文をキレイに折るとか、
そんな作業・・・出来ると思います?

それなのにけいちゃんは、
「はい、これ団長の分です!」って、
ドサッと私の目の前に手作り封筒の束を置き、
「簡単ですから、山折り谷折りって

描いている線に沿って、
その通りに折ればいいだけですので」
って言うので挑戦してみたものの、
どーしても線からずれて折ってしまうと、
すかさず検品係の千秋ちゃんから
ダメ出しをくらい、
私はその作業から外されてしまい、
チラシを数える係に回される。

数えるだけなら、
まぁー私でも戦力になるな!
と思いながらいざ作業を始めると、

ほーら、
皆さんの大部分は数えない作業なので、
楽しそうに会話をしながら作業をしているでしょ?
でも私は数えなきゃいけないので、
会話に参加出来ないのですわ。

我慢しきれずつい会話に加わると!
数が分からなくなり、また一からやり直し。

それでもなんとか、
みんなで協力し合って、
稽古開始の30分前に全ての作業が終了し、
無事郵便局へ持って行きました。

私のような者が、飽きることなく、
こうした作業を最後までやり遂げられたのも、
チラシの向こう側に
お客様の笑顔があるという想いがあればこそ!

ご案内をお送りしたからには、
もう逃げられません!

今回もいい作品を作る事に全力を尽くすべく、
この日の稽古も、
密度の濃い稽古を繰り広げたのでした。


共有: