「2月公演の台本をいただきました!」 福岡美佳

9月は、ふぁんハウスで演劇ワークショップが行われました。
先日は「外郎売り」を教材にしたレッスンでした。
お芝居をする人にとっては馴染み深い「外郎売り」、
私も日々家で発声練習を兼ねて読むことがありますが、
稽古場で1人ずつ皆に注目されながら読むと、
「何となく覚えて流して読んでしまっている」ことに気付きます。
「観衆を惹き付け、売り込むつもりで演って」と団長から言われて、
そのつもりでやろうとしても、覚えたことを独り言のように言っているだけになって
「売り込む」ことができていなかったりして、なかなか一筋縄ではいきませんでした。
家で練習する時も、観衆に売り込む意識を持って、
感情を乗せて台詞を発するようにしてみようと思いました。

また、Amatiasさんのピアノに乗せて「外郎売り」を読むという体験もし、
「音楽に感情を乗せて台詞を発する」ことを通して
「音楽が表現に与える効果」を感じることもできました。
やっぱり、演じることって常に新たな発見があって、いつもワクワクします。

そして、9/25のワークショップ後、2月の公演の仮台本が配られ、配役が伝えられました。
本当は渡されてすぐに台本を読みたかったのですが、
「台本は家に着いてから読んで下さい」と団長からお達しがあったためジッと我慢して帰宅し、
家に着いてすぐに本を開きました。
帰宅が夜遅くだったので、翌日じっくり読むつもりでしたが、
待ちきれず「最初の方ちょっとだけ…」「チラッとだけ見て今日は寝よう」のつもりが、
台本に引き込まれて夢中になり、最後まで一気に読んでしまい、気付けば明け方近くになっていました。
これはきっと面白い舞台になる、そう思いました!


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