「心に響く演技」 小山恵子

本番まで残すところ稽古はあと4回。

9月の終わりから昼から夜までの稽古になり、
じっくり集中して稽古に臨める環境になりました。
メンバーとも一緒にいる時間が長いので、
シーン毎に納得行くまで、
相手役と打ち合わせを密にしています。

花道や紗幕の関係で動きが変わり、
演出も赤坂公演の時とは新しくなっていますので、
メンバー同士のコミュニケーションは芝居を通じて、
どんどん深くなっています。
メンバーが一丸となって舞台をつくっているのが
強いエネルギーとなって伝わってきて、
稽古場の雰囲気がとっても良いです。

日曜日に行った抜き稽古で、
人生経験豊かな二人が語り合うシーンでは、
言葉のひとつひとつが心に響き、
その情景を思い浮かべて
居心地のよい温かい空間に包まれました。
心温まる、いつまでも余韻が残る舞台を観たような
強い満足感を覚えて感動しました。

今まで何度も稽古場で観てきたシーンが
こんなにも変わるなんて・・・!!
その変化を目の当たりにした私は、
団長が上手く引き出してくれる演出は凄い!とまた改めて感じ、
これがふぁんハウスでずっと言われていた「団長マジックだな!」と思いました。

団長が描いた面白い作品が、
団長の演出によりどんどん深くて味のある舞台になってきています。
芸術の秋といわれるこの時期に相応しい舞台になること
間違いなしです!

10月20日(木)21日(金)の2日間は、
ぜひ板橋区立文化会館小ホールへお越しください。
メンバー一同お待ちしております!


共有: