「久しぶりに見始めたクラシック番組」 Amatias
もう間もなくすると、次回公演に向けた稽古がいよいよスタートします。
これまでも、土曜日になると思わず支度をして
稽古場へ行きそうになってしまうなんてことも数知れずですが(苦笑)、
そんな生活がもうしばらくすると戻ってくることに、
わくわくや緊張やドキドキといった気持ちになることも増えてきました。
この2ヶ月強の稽古休みの中で、
最近再び見始めたクラシック番組の録画をまとめて見ることもできました。
1964年から放送されている最長寿番組でもある、「題名のない音楽界」です。
現在は土曜日の朝10時から10時30分までテレビ朝日で放送されているんですが、
堅苦しいクラシック番組ではなく、
クラシック音楽の可能性を様々な用途で楽しむというスタンスで作られているので、
ときにポピュラー音楽とのコラボがあったり、
既成のクラシック曲をヒップホップにアレンジするとどうなるかとか、
概念にとらわれない実験的な要素もふんだんに組み込まれているんです。
昨年の「夢のとおり道」の稽古が再開した辺りから再び見始めたんですが、
演奏方法で行き詰ったりもう少し幅を広げたいなんて時にも、
楽しみながらもかなり勉強にもなる番組なので、
極力リアルタイムで見るようにはしていました。
それでもいろいろなことをやっていると見逃すこともあるので、
毎週録画にしたまでは良かったんですが、
今度は後で録画で見られるからいいやと後回しにしていたら、
結局2ヶ月分くらいため込んでしまい、
この休み中にまとめて見ていました。
演奏会に行ったときも感じることですが、
生で聞くからこそ自分の内へすっと取り込みやすいのと同じように、
リアルタイムで見るからこそすぐに使えたり応用できるような要素もたくさん隠れているので、
私の大好きなドイツものを取り上げた回をきっかけに再び見始めた番組なので、
稽古前にしっかり気持ちを作って臨むためにも極力リアルタイム視聴で見ようと、
気持ちを新たにしているところです。